山鳥坂ダムブログ
深層曝気装置と高濃度酸素水供給装置の稼働を始めました
2015年3月11日
調査設計課の新谷です。
鹿野川湖には、ダム湖の水質改善を目的として曝気装置5基と、深層曝気装置と高濃度酸素水供給装置を1基ずつ設置しており、先日の3月9日(月)に、今年に入って初めて深層曝気装置と高濃度酸素水供給装置の稼働を始めました。
昨年は6月からの稼働でしたが、学識者の方からできるだけ早い時期に運転を始めることがダム湖の水質改善につながるという意見をいただいたことから、稼働を昨年より約3ヶ月早めました。
深層曝気装置と高濃度酸素水供給装置はダム湖の底近くの水に溶けている酸素量を多くし、それによってマンガンの発生を抑制し、黒水化(水が黒くなる)を抑制する効果があります。
また、アオコの栄養となる窒素、リンなどの発生を少なくする効果もあります。
今年は両施設を10月頃まで稼働する予定にしています。
今後両施設による水質改善の効果も随時お知らせしていきます。