山鳥坂ダムブログ

「鹿野川湖桜の植樹会」に参加しました

2015年3月11日

事業計画課の井上です。

鹿野川湖桜の植樹会1

写真のように鹿野川湖畔の桜はとても見事です。

でも、桜の木にも寿命があるので、見事な桜の風景も世代交代をしないと桜のない寂しい風景になってしまいます。

そこで、病気になった箇所や老木で世代交代が必要な箇所に桜の苗木を植樹しています。

「桜の植樹会」は、鹿野川ダム水源地ビジョン環境保全・再生分科会の主催で桜の景勝地である鹿野川湖畔の桜並木を再生・保全するために活動している取り組みです。

取り組みは今年で5年目となります。

今回の参加者は約30名。地元住民の方々や肱川中学校の中学生の皆さんが参加してくれました。

鹿野川湖桜の植樹会2

事前(10月4日)に行った「桜の診断会」で検討した植樹ポイントに桜の苗木を植樹していきます。

今年の植樹会実施箇所は3箇所でした。

  • 肱川町宇和川箇所 桜の苗木8本植樹
  • 野村町西箇所 桜の苗木11本植樹
  • 野村町坂石箇所 桜の苗木5本植樹

鹿野川湖桜の植樹会3

植樹会当日は少し雨の降る中での作業となりました。

鹿野川湖桜の植樹会4

植樹の指導をしていただいている江崎先生(愛媛大学農学部名誉教授)は「こういう天気の時(小雨)に植樹する方が苗木ためには最高」と植樹される苗木の気持ちで教えてくれました。

鹿野川湖桜の植樹会5

鹿野川湖桜の植樹会6

鹿野川湖桜の植樹会7

鹿野川湖桜の植樹会8

作業は3箇所で約2時間かかり、お昼に全本数の植樹が完成しました。

鹿野川湖桜の植樹会9

雨の降る中、カッパを着て斜面での足場の悪い厳しい作業でしたが、けがをする人もなく無事に24本の桜の苗木を植樹することができました。

最後の植樹箇所(野村町坂石箇所)で全員が集まって記念写真を撮り、閉会となりました。

鹿野川湖桜の植樹会10

 

今回の植樹会に参加して、将来の良い風景のために昔の人たちも桜の苗木を植樹したのだろうなと考えました。

先人の気持ちが今の鹿野川湖畔の良い風景として残っているのだと感じることができました。

すぐに結果は出ませんが、今回の植樹も将来の鹿野川湖畔の風景に役立つものだと思います。

今後も鹿野川湖畔の良い風景を再生・保全していくことが大事であることを認識できた一日でした。

※水源地ビジョンとは・・・ 水源地域ビジョンとは、鹿野川ダム及び周辺水源地域の自然社会的資源を活かし、流域内外との連携、交流を進め、水源地域の自立的・持続的な活性化を進めるために住民が主体となり、自治体、ダム管理者等が共同で、関係機関・団体、大学等に参加を呼びかけ、平成22年3月に策定された参画型の取組みです。

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