「西麻植の地蔵」が建っている細道は昔の遍路みちであったらしく、国道や県道ができるまで徳島へ通じる道はこの道だけだったといいます。道行く人々が旅の途中で出会ったこの地蔵にお参りしながら、しばし一休みする情景が浮かんでくるようです。
 付近の農婦に話を聞くと、この辺りではその昔、子宝を授かるようにと地蔵に参り、女児が生まれると赤いよだれかけをかけるという風習があったそうです。
◎台座高 1・99m 
◎全 高 2・52m