かつて、洪水の常襲地域だった石井町藍畑に建っている「東覚円の南の地蔵」は、文政10年(1827)7月24日に建立されました。雨除け屋根が建てられたこの地蔵は、長い歳月が経った今も、美しい石肌を保っています。六角石の下の台座には染みや痛みが目立ち、かつての洪水の恐ろしさを思わせています。
 地蔵が立つ辻で、毎朝お参りを欠かさないという地元の老人に出会いました。
◎台座高 1・99m 
◎全 高 2・81m