中間提言での呼びかけに応じて、これまでに40通の葉書やファックスをいただきました。ありがとうございました。ここでは、その中から中間提言に関わるご意見の要約と抜粋をご紹介いたします。

/堰の案は、いくらでもあります。その多数の案を良識を持つ人達が真剣に検討してベターの案を選出するのがよいと思います。賛成派、反対派など作って、お互いががやがや申しても、何んの効果も得られません。愚かなことと思います。県民がいつまでも愚かなことを続けて居れば、本当に堰は白紙になると思います。堰に派は必要ありません。あってはいけないのです。両派は、派を解散し、真剣に堰を技術的に考え解決に努力しなければと思います。

/随分長らく議論されたので、各要望を幾つかの方法に要約出来る頃だと思います。共通のテーブルに着く前に夫々個人の意見はほとんどの方が持っている事と思はれるが、それをもう一度確認する上でも (1)施工方法 (2)総工費 (3)工期 (4)その長短 (5)その他 について専門的立場からもう一度詳細な説明が欲しい。

/これまでの河川行政、ダム、水資源管理が旧吉野川を非常に汚い川にしたと嘆いている一人です。このように難しい状況を作り出してからの計画遂行ですから「共通のテーブル」で話し合われて、出された意見は全て貴重な考えであると思います。一つ一つを検討、評価した上で誰もが判るようにオープンにすることが大切だと考えています。評価と最終決定との関係もオープンにするべきと考えてます。

/第十堰問題についての話し合いはいい事だと思います。政府与党の結論がこうなった以上、可動堰を強行する事はよい方法とは思えません。待っている間に五十年に一度の災害がきやしないとは限りませんが少し熱を冷ましながら合意のできる案を見いだしてほしい。

/吉野川は徳島県民の財産です。高知県、名古屋市の集中豪雨の被害をみました。 第十堰について、話し合いの場が未だ実現しないのを残念に思います。
 私は、(1)建設省と知事は謝って下さい。(2)反対の人も勝ったのですからいさぎよく進んで会に出席して意見を堂々と発表する時は今です。江戸城解放の西郷さん勝さんの気持ちになって下さい。 条件を付けない、純粋な心と態度を今こそ皆が示すべきです。

/中間報告の、「以下の二つのことを目的としています。」この記述は懇談会の設立趣旨として私が理解していたとおりですが、「共通のテーブルのイメージ」、「共通テーブルで話し合うテーマ」の記述は先走っていませんか。自分たちで計画を決定するんだという雰囲気を感じます。「共通のテーブル」ができあがってから初めて議題に上ることだと思います。

/治水、利水に関係がある市町村の住民の意見を第一に考える必要がある。その方法の一つとして、往復ハガキで賛否を(一戸一枚とし家族と話し合いによる意見)問えば、問題解決に向かう近道と思う。現在は国の大きな政治問題に発展し、解決には長い年月が必要と思われる。 建設省には洪水等により住民に被害が起こらないようお願いします。