渡川流域の概要(利水編)
急峻な地形や豊富な降水量を利用した水力発電のほか、農業用水や工業用水、水道水としても利用されています。
水利用
河川水の利用については、現在、農業用水として約5,800haに及ぶ農地のかんがいに利用されています。津賀発電所を始めとする6箇所の発電所により、最大出力約45,000kwの電力供給が行われています。四万十市等では水道用水としても利用されています。現在建設中の横瀬川ダムは、不安定水源に悩まされている四万十市の水道用水の水源として活用される予定です。また、中筋川流域では、かんがい期に瀬切れが発生するなど農業用水確保に支障をきたすことがあります。


水質
四万十川では、流域住民の努力等により水質改善が図られてきたため、平成11年4月1日より環境基準A類型からAA類型に指定変更されており、いずれの地点においても環境基準を満足し、本川と支川からの豊かな水量により良好な水質が維持されています。また、後川では、A類型、中筋川では、B類型に指定されており、いずれの河川においても環境基準を満足し、良好な水質が維持されています。
