■コアマモ群落
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■識別ポイント・構成種 河口の汽水中にコアマモが成育することにより識別できる。コアマモはアマモ科の多年生草本である。葉は扁平なリボン状で幅1.5 〜2mm 、長さは50cmから1m に達する。似た種にはアマモがあり、その葉は幅が3 〜7mm である。今回の踏査で土器川河口域にアマモと思われる植物が漂着しており、近くに群落があるる可能性がある。構成種はコアマモ以外にない。 ■成育立地の環境特性 汽水域の干潟環境に発達する。四万十川ではスジアオノリとともに成育しており、魚類の重要な生息環境となっている。 ■四国での分布 確認されているのは四万十川河口のみである。 ■保全上の留意点および事例 特殊な環境にあること、魚類の重要な生息場となっていることなどから、保全が必要な群落である。徳島県小松島港、常滑市海岸中部国際空港の建設、整備に絡みアマモ類の保全が検討されているが、まだ十分な成果は得られていない。現状の成育環境の保全、維持が必要である。 ■植物社会学上の位置づけ コアマモ群集,アマモ群団,アマモオーダー,アマモクラス |
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