体長10cmまで
ヒラテテナガエビに比べると、成熟したオスのハサミは細長く、ハサミの柄の断面が丸いのが特徴です。また、腰には黒い帯がありません。
河川の下流域から中流域にすんでいます。主に瀬にすんでいますが、ヒラテテナガエビに比べるとゆるやかな場所を好みます。
雑食性で水生動物や魚の死骸、イトミミズなどのほか、野菜のくずや藻類などを食べます。
子どもは海でただよいながら（泳ぎながら）生活していますが、少し大きくなると河口に戻ってきます。その後、川底をはって上流にのぼって成長します。成長して大人になると川を下って交尾をし、メスは産んだ卵をお腹に抱いて過ごし、子どもがかえったら海に放します（放出）。
唐揚げにして食べるとうまいけん、みんなも知っちょうろ。ヒラテテナガエビと一緒に「エビ筒」という道具で獲るがやけど、獲り過ぎで数が減っちょう川も多いけん、気をつけんといかんね。
ヒラテテナガエビよりも殻（から）が薄くて食べやすいので、1匹まるごとの唐揚げや塩焼きで食べるならこちらのほうがオススメです。
でも、おんちゃんの言うように、数がとても減っていますので、大切に付き合っていきましょう。