しまんとがわ いきもの図鑑

コイ

大きさ

全長50~100cm

すがた

体はやや細長く、口は顔の先端やや下側にあり、とがっています。フナと似ていますが、コイは口にヒゲがあります。

すみか

川の中流~下流域の流れが緩やかな場所や湖などにいます。

何を食べるか

水底にすむ動物を中心とする雑食性で、貝やミミズ、水草などを食べています。

この種の一生

繁殖期は4~7月で、水草に卵を産み付けます。1年で12~16cm、4年で35cm以上になります。寿命は長く、一般に20年、まれに70年生きるそうです。

味 四万十のおんちゃんの食レポ

食用として養殖や放流もされよう。味噌汁で煮る「鯉こく」や、甘辛く煮つけても美味しいで。お刺身(鯉のあらい)はちょっと淡白やった。

おさかな先生の雑学講座

現在日本で見られるコイのほとんどは中東産のコイと日本在来種をかけ合わせて作られた飼育品種です。しかし、遺伝子解析から、純粋な日本の在来種は高知県では絶滅した可能性が高いものの、四万十川にはその遺伝子を受けつぐものがいることがわかっています。すごいですよね。