全長10~20cm
葉は緑で幅2~3mm程度と細長く、先端はわずかにとがっています。水底に生育していますが、花を咲かせ種をつくる種子植物です。海に生育している種子植物ではないものを「海藻」、種子植物を「海草」と書き分けています。どちらも読み方は「カイソウ」です。
内湾や河口の砂と泥が混じっているような場所に生えています。
窒素、リンなどを吸収して水を浄化します。また、密生するため多くの魚の子どもの隠れ家や餌場、小さい動物のすみかとしての役割も果たしています。
秋に花を咲かせて秋の終わり頃に種が流れ出し、春の始まりに発芽します。春から夏はよく成長します。
噛んだら甘い味がするけん、アマモと名付けられちょうみたいやけど、実際に食べたいう話は聞いたことないね。
四万十川の河口に生えているこの海草が「コアマモ」とわかったのは、1997年のこと。高知大学の先生が、アメリカ国立博物館に鑑定をお願いして判明したのだそうです。