全長35~60cm
背びれが2つあります。胸びれの基に青色の斑紋(はんもん)があり、体の横には数本の暗い色の線があります。体が小さい時は(体長5cm以下)は左右に平たい体形ですが、大きくなると丸くなり、頭は平たくなります。
親は内湾などの浅いところにすんでいますが、子どもは河口や河川にもいて、そこで成長します。
石についたコケ(付着藻類)やデトリタス(泥の中にある生物の遺体や排せつ物などを起源とする微細な有機物)を食べます。
繁殖は10~1月に行われます。繁殖期になると外海または外海に面した海域に大群で移動し、産卵します。子どもは沿岸域から河口や河川内にも入り、そこで成長します。
冬のボラは「寒ボラ」と呼ばれ、刺身にするとうまい。けど、泥臭くて嫌って言う人もおる。お腹の中の卵から作る「からすみ」は日本三大珍味の一つ!でもよ、高くておんちゃんは食べたことがないがよ。誰か買うて食べさせて~!!
身近な魚で、汽水域~沿岸域に広く分布し、個体数も多いにもかかわらず、外洋のどこで産卵が行われているか、具体的な場所はいまだによくわかっていません。