全長8～10cm
ナマズの仲間です。小型で赤色～赤茶色をしています。顔には左右に4本ずつ、計8本のヒゲがあります。背びれと胸びれのトゲには毒があり、刺さるとズキズキと痛むので注意してください。
水のきれいな川の上・中流域にいます。小石の下や石の間で暮らしています。川底の石をひっくり返すと見つかることもありますが、すぐに石の間深くにもぐりこむため、捕まえるのはとても難しいです。
川底にいる水生昆虫（すいせいこんちゅう。カゲロウやトビケラなどの幼虫）を食べます。
繁殖期は5～6月頃。流れの早い場所の石の下に、ゼリーのようなものに覆われた卵を100個ほどのかたまりで産みつけ、オスの親がその卵を守ります。
県外では食べる所もあるみたいなけんど、すごくかわいい顔をしちょうけん、おんちゃんは食べたい思わん。やけん、味はわからん。
日本固有種であるアカザは大きく2種類にわかれることが最近明らかになりました。高知県にはその両方が分布しますが、四万十川流域にはC2と呼ばれる種類のみが分布しています。なお、お隣の仁淀川流域では2種類どちらも見られます。