全長70～130cm
名前の由来である赤く光る目が大きな特徴です。大人は銀色をしていますが、子どもの時はこれに不規則な黒っぽい縦のしま模様（※）があります。
※魚のしま模様は、頭を上にした状態で見るため、泳いでいる時には横じまに見えます。
川の河口や海の沿岸部、内湾にいます。子どもの時は、主に河口のコアマモという海草が生えているところで生活しています。子どもが逆立ちしている姿がよく見られますが、これは周りの景色に溶け込み、外敵などから目立たないようにするため（擬態；ぎたい）だといわれています。
肉食の魚です。大人は魚を食べますが、子どもの時は魚以外にも小さなエビなども食べます。
繁殖は海で4～6月頃に行われます。卵から出てきた子どもは河口に入っていきます。大きくなると河口や海の沿岸部、内湾などで生活しています。
おいしいって言う人もおるけど、白身であんまり味がないけん、おんちゃんは好きやない。それに、最近数が減っちょうけん、獲ったらいかん！
主な分布域のうち、宮崎県は条例で捕獲を禁止しており、現在、合法的に本種を釣ったり、採集できるのは高知県だけです。しかしながら、アカメは高知県の豊かな自然の象徴ですので、大切に付き合っていきましょう。
ちなみに、昔、一度だけ食べたんですが、うろこが大きくて、皮がとてもカタイので、さばくのが本当に大変でした。もう二度とやりたくないですね…。