山鳥坂ダムブログ
建設現場最前線!「~山鳥坂ダムを支える人たち~」#18 新入船橋上部工事編
令和8年8月27日
みなさんこんにちは。用地課の松田です。
今回は、「山鳥坂ダム新入船橋上部工事」の現場へインタビューに行ってきました!
インタビューにご協力いただいたのは、株式会社富士ピー・エスの(写真左から)竹内さん、カン・トゥ・ヘインさん、園木さん、宮原さんです。
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インタビューでは、仕事の内容や、やりがいなど様々な質問に答えていただきました。
この工事は、ダム完成後に使用できなくなる、現在の「入舟橋」の付け替えとして、下嵯峨谷地区と下敷水地区を結ぶ全長353mの橋を建設するものです。
工事の内容としては、橋脚を中心に橋梁を左右交互に張り出し、やじろべえのようにバランスを保ちながら架設していくことになります。
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みなさんのお仕事の内容を教えてください。
【園木さん】所長として、現場の統括監理を行っています。
【竹内さん】現場全体の計画・技術管理などを行っています。
【カン・トゥ・ヘインさん】P2橋脚を担当しており、写真や出来形品質管理を行っています。
【宮原さん】P1橋脚を担当しており、写真や出来形品質管理を行っています。
現地では、P1橋脚の頂上に上がらせていただき、実際に工事で使用している材料や機械をみせていただきました!
P1橋脚は約80m、P2橋脚は約70mもの高さがあり、橋脚の頂上へは専用のエレベーターで約2分30秒かけて上がります。
【写真】 エレベーター |
頂上へ向かうにつれて高さを実感します。
「怖いと感じることはないのですか?」と伺ったところ、「工事が始まった頃は橋脚上にしかスペースがなく橋脚が底まで中空だったため、まるでブラックホールへ吸い込まれるような感覚で、高さに恐怖を感じていましたが、今はもう慣れましたね」と話してくださいました。
実際に上ってみると、その迫力に圧倒されました。
【写真】 タワークレーン |
タワークレーンを使って地上から材料を運びます。
【写真】移動作業車(ワーゲン) |
青色の移動作業車の内側では、①型枠や鉄筋の組み立て、シース管の設置、PCケーブルの挿入、②コンクリートの打設、③PCケーブルの緊張(専用のジャッキでPCケーブルを引っ張る作業)を1サイクルとする施工が行われています。
【写真】シース管設置状況 |
【写真】コンクリート表面の均し作業の様子 |
【写真】コンクリート養生の様子 |
コンクリートを打設した後は、水分の蒸発などを防ぐ目的で、コンクリート表面をシートで覆い、養生します。
その後、コンクリートが十分な強度に達したことを確認してから、2本から4本のPCケーブルに1本あたり250tの力で緊張作業を行います。
これにより、コンクリートに応力を与え、橋が張り出していっても壊れない、丈夫な橋を造ることができるんですよ。
この1サイクルで、橋が2.5m~4.0m延びていき、これを完了するのに約8日かかります。
このような施工を繰り返しながら左右同時に進めることで少しずつ橋を延ばしていきます。
仕事を行う上で、気を付けていることを教えてください。
【園木さん】一番は安全面です。型枠、鉄筋の組み立てなどの各施工段階において、気になる点があればその都度確認・指摘を行い、手戻りがないよう注意しています。日々変化するサイクルの中で、その時の状況に応じた管理を心掛けています。
【竹内さん】各作業における手順の周知や、近道行為をせず安全な意識で作業できているかを確認しています。また、広く大きい目で現場を見るよう心掛け、細かい部分については作業員の方とコミュニケーションをとりながら施工を進めています。
【カン・トゥ・ヘインさん・宮原さん】安全第一で、不安全行動がないよう意識しています。また、作業員の方の手を止めないよう、早めに墨出し(設計図どおりに位置や高さを示す)をして施工の流れを止めない、手戻りがないよう先々を見越して行動することを心掛けています。
仕事の中で、どのようなときに楽しさややりがいを感じますか。
【園木さん】橋をかけるということは土地と土地、市町、人と人を繋ぐということで、完成した時に特に喜びを感じます。また、完成後に「あの橋ができて助かってるよ!」など感想が聞けると嬉しくなります。
【竹内さん】出来上がっていく姿、出来上がった後の景観、景色、はっきりと形になっていくところにやりがいや達成感を感じます。数十年ぶりに帰ってきて、自分が造った橋を久々に見ると感慨深いものがあり、「橋がかかって行き来しやすくなったよ!」との声が聞けたときは、晴れやかな気持ちになりますね。
【カン・トゥ・ヘインさん・宮原さん】今回、初めて橋づくりに携わっています。
ワーゲン(移動作業車)が移動し、橋が少しずつ伸びていく姿や、道路側に迫ってきているのをみると、形になってきているなあと感じますし、橋がかかった時の達成感はすごいのだろうと思います。
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この仕事を志したきっかけを教えてください。
【園木さん】土木関係の学校に通っていたこともあり、地元の会社で貢献できればなと思ったことがきっかけです。
【竹内さん】大学ではコンクリート、耐震系の学部学科を専攻していたこともあり、在学中から形のあるものを造りたいと思い、この仕事を志しました。
【カン・トゥ・ヘインさん】以前から大学と会社の繋がりがありました。日本に来る予定はなかったのですが、先生からの勧めがあったり、先輩から話を聞いたりするうちに、橋づくりに興味が湧いたことがきっかけです。
【宮原さん】大学で土木系を専攻していました。何か残るものを造りたい、橋っていいな、造ってみたいなと思ったことがきっかけです。リクルートで訪れた現場に園木所長がいらっしゃって、今回、同じ現場で作業していることも何かのご縁だなと感じています。
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現場で印象に残っているエピソードがあれば教えてください。
【園木さん】雪国での現場が印象に残っています。私は九州出身であり、雪のない環境にいたので、一晩で1mくらいの雪が降るような現場には驚きました。毎日除雪から始めるという、今まで経験したことのない気象条件と闘いながら作業をしていました。
【竹内さん】1つ目は、徳島の長安口ダムの天端橋梁の架け替え工事です。1年くらいの工事でしたが、技術的にもとてもやりがいがあったことを覚えています。天候によっては、ダムの放流がありと普段は近くで見られない光景を間近でみることもありました。
2つ目は、高槻の新名神高速道路工事です。期間は5~6年と長かったですが、工期的には厳しく印象に残っています。
肱川周辺や南予地域の魅力、リフレッシュ方法について教えてください。
【カン・トゥ・ヘインさん】自然が豊かで景色がきれいだと感じています。
最近では、高速道路から見える夏の山もきれいだなと思いました。
【宮原さん】ドライブに行くことでリフレッシュしています。いろいろな場所へ行きますが、特に伊予灘沿いの夕焼け小焼けラインを運転するのが好きです。
最後に、地域の方へ一言お願いします。
地域住民の方の生活道路を造る責任として、確実にそして安全に、1日でも早い開通を目指しております。微力ながら日々邁進していきますので、ご不便をおかけしますが、ご理解とご協力の程よろしくお願いいたします。
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作業員の方々も外国籍の方が増えており、日本語があまり話せない場合でも、お互いにできる限りコミュニケーションをとりながら作業を進めているとのことでした。
年齢や国籍を問わず、それぞれがさまざまな方法で意思疎通を図りながら、一つの橋を完成させるために日々奮闘されている様子がうかがえました。
普段はなかなか目にすることのできない貴重な現場を見学させていただき、橋づくりの難しさや魅力を実感することができました。
お忙しい中、貴重な機会をいただきありがとうございました。
これから厳しい暑さが続きますが、体調管理に気を付けてお仕事頑張ってください!
新入船橋上部工事は、四国地方整備局でも紹介されていますので、ぜひチェックしてみてください!【今が旬の推し現場】
※インタビュー協力企業データ
・株式会社富士ピー・エス 福岡県福岡市中央区薬院一丁目13番8号 九電不動産ビル
https://www.fujips.co.jp/
