山鳥坂ダムブログ
実は最重要人物!?~山ダムを支える人たち~#11 コンクリート製造業者編
令和4年11月8日
総務課の清藤です。
今回はコンクリート製造業者の川上区生コン(株) 上仲伸二さんにお話を伺いました。
私たちが当たり前に利用する道路や建物の多くに使用されているコンクリート。山鳥坂ダム工事事務所発注の多数の工事現場でも川上区生コンさんにお世話になっています。
こちらの工場ではコンクリートの製造・出荷、現場で施工を行うと同時に、テストピースを持ち帰り、品質検査を実施しています。今回はテストピースの保管、品質試験を行っている試験場にお邪魔しました。
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上仲さん曰く「コンクリートは生もの。同じ配合で混ぜても検査結果が全く同じと言うことはほとんどない。」とのこと。同じ環境で施工と採取を行い、約20℃の水中で保管されます。上画像は検査を待つたくさんのテストピースたち。見の越トンネル工事にて9月27日に施工・採取したテストピースがあり、その28日検査が行われるということで、見学させていただきました。
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受注者が見守るなか、検査開始。上仲さんの機械操作でテストピースが割れないぎりぎりの強さまで力を加えていきます…。結果はもちろん合格でした!
余談ですが…
テストピースは検査終了後にいただけるそうです。ガーデニングにぴったりですね!(笑)
川上区生コンさんでは、多い日で1日約390㎥(お風呂の浴槽 約1950杯分!)のコンクリート出荷があり、南予地方の多くの現場で使用されています。個人的には「堅ければ堅いほどいいのでは?」と思っていましたが、施工場所や建設物によって発注者からの強度指定があり、「工期や予算などのニーズにあったものを提供することを心がけている。」とおっしゃっていたのが印象的でした。
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工場内も見せていただきました。国道沿いに搬入口があり、遠くは九州から材料を持ってきています。ドライブスルーのようにあっという間でした。
さまざまな方のご協力があって公共事業が成り立っていることを改めて感じると同時に、プロの技を間近でみる貴重な経験ができました。
上仲さんからメッセージをいただきました。
「これからの季節は火の元に十分注意してください!」とのこと。
(上仲さんは消防団としてもご活躍中です!)
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上仲さんをはじめ川上区生コンの皆様、お忙しい中ありがとうございました。地域を支えるコンクリート、これからもよろしくお願いします!(消防団もがんばってください!)