山鳥坂ダムブログ
肱川の水防工法訓練に参加しました
2014年5月23日
副所長の三宅です。
5月18日に、肱川河川防災ステーションで行われた水防工法訓練に参加しました。
この訓練は、国土交通省大洲河川国道事務所が主催で、愛媛県大洲土木事務所、大洲市、大洲消防署、大洲市消防団及び大洲市自主防災組織の約170名が参加して、水防工法の向上を目指して実施されたものです。
訓練内容は、ロープワーク、土のう作り、改良積み土のう工、月の輪工法等です。
○ロープワークは、水防工法の基本です。
- 今回は、本結び、もやい結び、フナ結び、イボ結び等の訓練を実施しました。
- ロープの結び方は、日常の荷造りにも役に立ちます。
○土のうは、ほとんどの水防工法に利用されるものです。
- 土のうは、重さ30kg程度に作ります。
- しかし、最近は運び易いように少し小さくしているようです。
○改良土のうは、
- 増水する速さが著しく、越水するおそれがあるとき
- 集中豪雨による内水浸水で地下街が水没の恐れがあるとき
- 堤防天端が舗装されており杭の打ち込みができないとき等に実施します。
資材はシートと土のうのみで作業は迅速にでき、堤防からの越水や内水浸水を防ぐ事ができます。
約2時間、参加者全員で訓練を実施し、地域の方々の防災に関する意識の高揚を感じました。