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シナダレスズメガヤ対策の試験施工始まる

 シナダレスズメガヤ対策の試験施工を
5月14日に板野郡吉野町の吉野川の河
原で開始しました。
 試験施工は、
@ 重機でシナダレスズメガヤを抜取る
 箇所
A 重機でシナダレスズメガヤを抜取っ
 た後、表土を20cmはぎ取る箇所
の2タイプの試験区を6月中旬までに設
置します。2タイプの試験区では洪水の
減速要因となっている樹木の伐採も行い
ます。
 今後、試験区では、標高(洪水時の水
深の異なる3カ所)毎にコドラート(調査
区)を設置し、シナダレスズメガヤの侵
入状況や、河床材料の変化、地形変化等
のモニタリング調査を実施し、対策工法
検討の基礎資料を収集して行きます。
 試験施工にあたっては、事前に貴重植
物の存在や鳥類の産卵が行われてない事
を確認し、工事を実施しても問題がない
ことを確認しています。
 特に鳥類については、日本野鳥の会徳
島県支部と協働で調査を実施しました。
 また、当該地区で5月29日にはフィ
ールド講座「吉野川の外来植物対策」を
開催し、試験施工の見学やシナダレスズ
メガヤの抜き取り体験をしていただく事
としております。

小型重機による試験施工


スケルトンバケットによる試験施工


試験施工の自然植生調査