板野十六地蔵の十六番札所となっている「東中富の龍池の地蔵」は、県下で2番目に台座の高い地蔵です。
 付近はかつて『カクジの浜』と呼ばれ、生産した藍玉の出荷や藍の栽培に欠かせない肥料の搬入を行う港として多いに賑わっていたところです。「東中富の龍池の地蔵」は、出入りする舟の標識として安政3年(1856)に建てられました。陸路となった今は、交通安全の道標となっています。
◎台座高 2・89m 
◎全 高 3・82m