- 団体の考え方やこれまでの活動について
堰推進派として、促進のための活動をしている。
H2年、土地改良区の総代100名(2市2町)が第十堰の見学を行い、現堰は余り持たないと感じた。審議委員会の経過をふまえ、H9年3月の総代会で、促進の決議を行った。(別紙決議書あり)促進派の各団体と協力し、県や国に働きかけをしてきた。
可動堰の必要性は明白であり、やめるのは県にとってもマイナスになる。1,000億円の予算のことも県民として考えるべきだ。
自然環境も大事だが、我々は旧吉野川の水で飯を食っている。今の状態はきれいで、見ているにはよいが、そのままでは飯が食えなくなる。第十堰があるから、この地域は農業ができているが、年々荒れてきており、いつまで持つのか心配している。
- 問題解決のための共通のテーブルについて
私たちは農家の代表、水によって暮らしを支えている。大水害が起きると大変なことになる。第十堰が切れると旧吉野川に水が来なくなり、堤防がきれると水浸しになる。1日でも早い解決を望んでおり、共通のテーブルにつきたいと考えている。
反対派がテーブルについて、彼らの意見をはっきりと説明してもらいたい。
賛成派・反対派色々あるが, 白か黒のどちらかに決める状態にあり、どのように決着するのか分からない。テーブルにはつくので、反対派にも働きかけてほしい。それぞれが案を持ち寄り、3つくらいの案を検討すればよい。
このままでは10年はかかるという意見が多い。早くテーブルで議論をするべきだ。災害が起きると大変なことになる。
- 話し合いの障害は何と思うか。
反対派は意地になっており、今まで通りの態度では参加する意味がない。私達は可動堰でなくても良いものであればよい。反対派は可動堰をやめたらテーブルにつくと言うが、早くテーブルについて意見を言ってくれればよい。
反対派が可動堰なしを条件とするのは間違っている。
反対派が代替案を出すまで、テーブルができないような気がするが、反対派には代替案を出す気があるのか疑問を感じている。
いくら呼びかけても反対派が出てこないのなら、見切り発車して、賛成派だけを集めると強調すればいい。
- 話し合いのための条件について
可動堰を含めた検討を前提に参加したい。
- 話し合いのスタートラインについて
白紙とは、現堰をどのように改修しようかと考え始める段階と捉えて良いと思う。可動堰よりも良い案があればそれでもいい。白紙とは何もないこと。反対派も大きな気持ちで撤回にこだわらず、テーブルについてもらえないものか。
利水や洪水対策では、反対派も賛成派も共通している。
- テーブルの構成や運営方法について
素人の考えと専門家の考えの違いがある。審議委員会は専門家の集まりであり、可動堰がよいと結論した。テーブルには専門家の参加が必要である。テーブルには喜んで参加するが、素人が感情的になるのは良くない。
テーブルの人数は、賛成派、反対派含めて30人くらいが適当である。多いとまとまりがつかないので、少ない方が効果的である。素人だけでなく、利水・治水・環境・行政などの専門家が全体の1/3程度の割合で参加する必要がある。そして、治水、利水、環境など、関係する分野を等分に分けて議論する。
反対派・賛成派とも可動堰を引きずっている。その感情を抑え、冷静に議論できる仕組みづくりが必要である。
テーブルの運営は中間にいる懇談会がすればよい。オブザーバーとして、建設省と県が参加するべきである。
- 市民参加、合意形成の仕組み
新河川法で住民の意見を聞くことになったのが、良かったのかどうか疑問を感じている。審議委員会で出した結論が通らなくなるのはおかしい。
流域住民の参加で何度も可動堰推進のための大会を開いたが、効果がないのでやめた方がいい。
- 懇談会や中間提言に対する意見
住民投票の結果を言うならば、推進派の30万人の署名もあり、間に立つ懇談会もその点を考える必要がある。
反対派に呼びかけても、参加しないときのテーブルづくりを懇談会はどうするつもりか。懇談会として、腹を決めておいてほしい。このことは建設省にも伝えてほしい。
- その他
住民投票に行ったのは堰を知らない人が殆どだったと思っている。
亀井氏が徳島に来たのは、中央の選挙のためだが、その結果、徳島をおかしくされたと感じている。
以上
文責:団体
団体名の公表について:公開してもよい
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