- 団体の考え方やこれまでの活動について
JAは可動堰賛成の意志を明らかにしている。今年の4月に6町内の7JAが合併したが、それまでは北島町、藍住町、板野町と第十堰に関連の強い3町を管内としており、理事会で可動堰に賛成を決議した。
地域によっては、水位が上がると伏流水がでるため可動堰絶対反対という組合員もいるが、全体としては賛成している組合員が多い。
我々の認識は治水が一番大事と言うことであり、建設省の説明で納得している。長良川のような汚泥の問題もないし、土手の決壊の心配もなくなるので、固定堰よりも可動堰の方が優れていると思う。
- 共通のテーブルでの話し合いについて
早期解決が必要な問題であり、住民の意見をまとめて、テーブルでの議論に参加したいと考える。全県的議論による結論が必要と考えている。
テーブルにつくのなら、代替案を含めて一つのテーブルで話すこと。県民、住民のための話なのに、テーブルにつかないという考え方はおかしいと思う。
双方が折り合い、意見を出し合うのがベストである。今のままだと、案もでず、解決方法も見いだせない。関係住民には無益なことで、長引くほどまずいことになる。
我々は白紙うんぬん抜きにテーブルにつく用意はある。
- 話し合いの障害
反対派の考え方が障害となっている。意見や主義が通らないのなら、話し合いに参加しないというのはおかしい。
- テーブルの条件
可動堰を除外した白紙は考えにくい。可動堰を含んだ検討と考えている。反対派は可動堰には反対しているが、堰の改築の必要性は認めている。徳島市だけでなく、旧吉野川流域の人たちのことを考えるべきで、徳島市だけの住民投票結果でどうこういうのには疑問を感じる。
- スタートライン
素人が計画段階であれこれ考えるのは時間の無駄である。現案は専門家が検討してきたもので、それを前提の検討が一番良いと思う。はじめからのやり直しには疑問感じる。
- テーブルの構成等
賛成、反対、中立、いろんな立場の人がいるが、幅広く集めてテーブルを囲めばよい。可動堰だけでなく、よい代替案が見つかれば、それはそれでよいと思う。
懇談会が中心となり、代替案を含めて検討することが好ましい。参加団体などは我々の方からは言いにくいことであり、懇談会にお任せする。急がないと、このままでは立ち消えになり、県民や地域住民が不利益を受けることになる。
万が一のとき、被害にあうおそれの強い人たちを中心に検討すべきだ。
- 懇談会や中間提言に対する意見
懇談会が間に入って、相手の考え方を聞いて、まとめてくれるのはありがたい。
中間提言については内容を見ていないのでコメントできない。
- その他
(1)与党3党の勧告の白紙について
可動堰を含めての白紙と考えている。可動堰を除いた白紙は考えられない。道路橋も架かり、地域のための効果は大きいと考えている。場所の問題は協議の対象になると思う。
(2)徳島市の住民投票の結果について
反対する住民がいて、一部の地域の投票結果で事業が変わるのでは、行政がやりにくくなる。必要性や長期的なビジョンがあり、事業が決まるのに、住民投票で事業がやりにくくなるのは問題だと考える。
以上
文責:団体+団体代表個人(組合長 小林博)
団体名の公表について:公開してもよい
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