「明日の吉野川と市民参加のあり方を考える懇談会 -第十堰から始める新しい川づくり-」第 6 回 懇 談 会 資 料

 ■ 「具体的な行動計画についてのアンケート」のまとめ

 A.提案書(案)作成後、共通のテーブルの実現に向けて何をしたらよいのか
 3.共通のテーブルの実現に向けてのその他のアイデア

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内 容
参加の前提条件 白紙撤回 ・「第十堰住民投票の会」の姫野代表世話人は、5月13日付の朝日新聞紙上で「懇談会に市民団体も参加すべきでは」との質問に対して「建設省の対話には結論があらかじめ用意されているとしか思えない。まずは白紙撤回すべきだ」と答えている。反対団体に呼びかけても「可動堰計画の白紙撤回」を条件に出席を拒む場合は、建設省はどう対応するのか、それを聞きたい。この際、面子にこだわらず可動堰を一旦白紙撤回してはどうか。それが最も早い「話し合いの実現」につながる道だと思うのだが。
・「共通のテーブル」を強調されているが(吉村氏)、反対派は黙して語らずだ!!その背景に具体策の欠如もあろうが「テーブル」につくことで立証が困難なのではなかろうか?吉村氏は「選択肢の多様化」が「共通のテーブル」につく可能性が大きいと洞察されているが?疑問に思う。つまり、政治的なイデオロギーが根底に潜在しているように考える!!私が前回提案したことは建設省に依頼して「白紙撤回」するより方法はなかろう。(2班の代表者も言っていた。)つまり、賛成か反対か条件付きの三つだろう。多様な選択肢は合意形成(共通のテーブル)に良いが、果たして反対派に同意が得られるかが鍵(キーポイント)だ。多様な選択肢は、人間の思考の範囲をせばめることも事実だろう。(大前研一氏(経営コンサルタント)の発言より:東京都)
・可動堰の白紙撤回(中止)をする。その上でゼロからスタートすべきだ。建設省はあくまでも可動堰を前提としたゼロからのスタートだが、住民側は可動堰ノーの答からのスタートである。
意見交換 両者を一同に集める ・共通のテーブルにつくあとはありえない(?)。両者を一堂に集め、両者の意見を述べお互いがいい意見を検討し結論を出す。
多様な意見 ・今回出席させてもらって多くの事柄を知ると、可動堰建設は不必要に考えている人が増えているのではないかと思います。再編成するのも知識分化というか広範囲に渡る。考え方のよく似た人達が集まると、討論は高揚し結論に向けて進展を計れるものかとも。
共通する問題から ・1、2の回答によって共通する問題について話し合うテーブルを設けることから始める。
提案書について 懇談会案は“たたき台” ・懇談会案で、みんながこの指にとまってくれるとは限らない。懇談会案をたたき台として反対グループも賛成グループも共通テーブルに上がるためにどうしたらよいかを論議する中でテーブルが出来上ってゆくのかもしれない。
具体案を添付 ・具体的な提案として次の案を追加する。「現堰について取りあえず、傷みのひどい区域に限定して表面の化粧直しを緊急にする。その方法は次の通り。表面のコンクリートを取り去り、ブルトーザーで整地したのち青石の代わりに工場生産された別紙のような特殊ブロックを敷く。
代替案は可動堰の変化形 ・なまじ擬似的な代替案等提案したり提案されたりすることは、建設省の可動堰手法の拘りと思われているので、かんばしくない。
広報活動 ノウハウ冊子作成 ・ノウハウをまとめた小冊子をつくり宣伝しましょう。
パンフレット作成 ・“共通のテーブル”という小冊子をつくりましょう。
現地調査 堰の現況 ・生命、財産を守る思いは皆同じと思います。できうれば現況(堰)を見聞するのも一案かと思います。
情報公開 現状と計画について ・吉野川の治水、利水、環境について現状と築堤その他の決定した計画について建設省のデータの開示と説明。
共通認識づくり 流域全体の問題 ・第十堰の問題は、一つは、あくまでも徳島市だけの問題ではなく、吉野川流域特に2市6町村全体の問題であり、二つは、人の命を左右する事もある重大な問題であると言う事を、各団体に理解してもらう必要がある。共通のテーブルにつく作業の中でも、この大儀を忘れてはならないと思う。
水の利用者も複数の団体をつくる ・市民団体だけを相手にするのではなく、水の利用者(農業関係や上水道利用者、工業用水利用者)もそれぞれで複数の団体を作り、賛、否、半々の数合わせのうえ、共通のテーブルを実現すべき。
懇談会の認知 懇談会の存在をPR ・懇談会の存在をマスコミを通じてPRする。
団体の代表者に会う ・本懇談会の役割、歩んできた経緯等について、特に第十堰反対グループに理解してもらうことが先決。そのためには、1.と同様、懇談会の代表者が両団体の代表者と会うことが必要でしょう。
反対団体の主張を尊重 活動の歴史の重みを考える ・根気がいる。反対グループにしても、彼らにプライドもある。その意見や考え方を尊重しなくてはならない。7〜8年の歴史の重みも考えるべきである。
推進派が主導権をとらない ・反対団体がいくつもあるのにボイコットしてはいけない。建設省、県の相変わらずの推進派が会の主導権をとらずに其の人たちは先ず廊下にでていただければ、違った意見の(即ち反対派)人達も懇談会に参加。共通のテーブルにつくのは義務だと思う。いや多分着くだろう。
移動懇談会 徳島市以外から開始 ・ずばり申し上げて現況では。真赤に燃え盛っている状態では聴く耳もたん連中は後まわし。北岸(鳴門下板地区)、石井町(西覚円、中須)、徳島市以外の地方から始める移動懇談会を始めたら。地方自治体の長に働きかけ場所の提供もお願いして地元のアイデアも入手すれば良い。ほんとの心がわかる。度重なるが、出張懇談会を設けて車座になって同じ目線で隣組の人達と語り合う事が必要不可欠で有ると思います。
イベントの共同開催 複数団体による同日開催 ・第十堰で周辺の清掃、見学会等のイベントをいろいろな団体が共通して同一の日時に開く
意見集約方法の研究 懇談会で研究・提案 ・最終的な選考決定方法について県民の意見を集約する方法を懇談会で研究し、提案する。
原則 人命及び財産が重要 ・ 人命及び財産が一番重要でありますからこの2つっをテーマに話し合いをしませう。堰の代替案は次のテーマで話し合いにしませう。早く話し合いして着工して下さい。よろしく。
・共通のテーブルには各々意見が異なる為、選択が難しいが、命と安全を守る原則を主体に進めていくのがよいでしょう。
提案実現へのバックアップ 建設省がバックアップ ・お互い信頼が一番ですから提案書の実現に向けて建設省がバックアップすると表明しなければただの提案に終ってしまう。
建設省へ要求を出す 懇談会の要求をぶつける ・懇談会自身が独自の要求を建設省にぶつけてみてはどうだろうか。要件によっては認知されるかもしれない。

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