■提言内容の根拠となるこれまでの懇談会・アンケートで出された意見


1.はじめに

 <凡例>
 (数字)---懇談会の回数
 グ------グループ討議
 グ発-----グループ討議の発表
 全-------全体討議
 ア1-----1回目のアンケート
 ア2-----2回目のアンケート
 ア3-----3回目のアンケート

内 容
私たちの懇談会は様々な考えをもった市民有志の集まり ・綺麗事や淡い期待感や心地よいイメージの世界での論で短絡的に安易に結論を出すことの恐ろしさ、あぶなっかしさに対して大きな危機感を抱く。(ア1以下同様)
・安心出来る生活を、子供孫達次の時代にバトンタッチ出来ることを願っている。
・もともと人の命に関わる事を投票で決める事、事態適切とは言えない。
・開閉橋を作ってほしい。流域住民の生命財産を子々孫々に至るまで守りたい。
・吉野川に多大な環境破壊をもたらす可動堰の建設は絶対反対である。だが一方、洪水で人命と財産が失われることを防ぐのも大切な問題である。
・心の構築の難しさを肌で感じながら、各々が共存共栄の中で生きさせていただく。
・対話を通じてお互いに理解を深め双方の共通点を見出し、融和、歩み寄り、解決に向けてのお手伝いがしたい。
・住民参加型社会の創造も要求される。
・まず地元の危険と隣り合わせに居住している人達の声を反映して欲しい。
・第十堰の改修または可動堰について、どの方法を採用するか、十分討議の上、次の世代に引き継ぐ為の恥ずかしくない的確な方策を考え、実施に移すべきだ。
・想像もつかないほど大きな額を投入し改修するからには、この厳しい経済不況の時代に波及効果は大きく慎重に考慮すべきだ。
・洪水でも流域住民が安心して生活できることが大切だ。
・水の処理を怠ることの無いよう、未来に禍根を残さないよう、思いを伝えたい。
・第十堰の問題を先送りすることは許されない。
・「県民が共通の認識をもてるように」この事の役に立てれば嬉しい。
・環境問題も大切だ。魚や鳥も大切だ。しかし、人の命を一番先重視すべきだ。
・行政あるいは公共事業に係わる「市民参加のあり方」は重要なテーマだ。
・最近の河川の計画、実施方法についていくつかの疑問を持っている。
・公共事業における市民参加のあり方を検討してみたい。
・ 250年の歴史、文化遺産を残しながら、これからの河川管理の方策を考えたい。
第十堰について新しい参加の仕組みと多様な選択肢を用意する方法を検討 賛成・反対でない別の切り口の解決策を求めて
・ ひとつの仕組みとして、地域の町内会、地元組織の話を聞く、話し合う場を設けて、その場で出た意見に、アンケートによる地域住民の声を加えるような方法。
・ 意見の対立があるとき、時間をかけても相手の意見を聞く。
・ 話し合いの場をつくること。
・ この懇談会自身が、賛成派・反対派の間に立って力を持って進めていくこと。
・ 吉野川、第十堰の現状を見る、知ること。
・ テーマを共有し、そのテーマを広げることで参加の輪を広げていくこと。

 2.これまでに不足していたこと

内 容
計画をつくる各段階での情報公開のあり方や市民参加に問題があった ・建設省が反対派の意見を聞かない。合意点を出せるまで話し合っていない。((2)グ)
・ 行政が何か計画する時、もっと流域の人の意見を聞くシステムを持つべき。((2)グ)
・ 行政は、自分達だけの情報で計画を立ててはいけない。((2)グ)
・ 知事の召集した審議委員会なんて、御用委員会で意味がない。((2)グ)
・ 建設省はかみしもをぬいで話しあわないとだめ。
意見や立場の異なる市民(団体)間の話し合いがなかった ・ 賛成派、反対派がとことん話していない。((2)グ)
・ 市民と市民との話し合いにしないといけない。((2)グ)
・ 先の住民投票では弱者に対する思いやりが欠けていなかったか。
・ 吉野川の上流から下流まで流域全体を考える。
治水と環境、歴史、文化、空間の価値といった多様な価値観の議論がなかった ・ 生命と財産を守ることが大原則。
・ 「人の命が大切」これが基本テーマ。
・ 子どもの頃の堰では四季ぞれぞれの遊び、自然があった。青年期には堰の工事に参加して雇用の場であった。戦時中のこと、出征する我が子に堰を指し「よく見ておけ、この堰こそ故郷の顔だよ!」と涙をこらえて叫んだ姿は今も印象に残っている。その子は、南方で戦死し二度とこの堰を見ていない。(ア2)
・ 地域では故郷の顔(ア2)
・ 季節により水の流れや堰の風景が変わるので面白い。渇水期には水に入らずに対岸に渡れるが夏場はそうもいかない。青石、コンクリートなど継ぎはぎだらけが100年余りの歴史を物語っている。(ア2)
・ 江戸時代から現在まで、250年間も役目を果たしてきた第十堰は貴重な財産。(ア2)
・ 洪水を甘く見て欲しくない。(ア2)
・ 大洪水の恐ろしさ、経験を反映した計画をつくる。(ア2)
・ 何よりもまず防災面、安全、安心を最優先に対応していかなければならない。(ア2)
・ 吉野川流域に住む人たちの真の安全とは何かを考える。(ア1)
・ シジミ、アサリとり、心のふるさと以外の何者でもない。自然とのふれあい。(ア2)
・ 吉野川は清流で美しい川、動植物の生息できる豊かな流れ。(ア2)
・ 第十堰は空気とか水のような存在。(ア2)
・ 第十堰は今ではその辺りの風景に溶け込んでいる。(ア2)
・ 河川中に現堰のような大きな固定式構造物を残しておくことは堤体の安全上からは最も危険な行為。(ア2)
・ 第十堰が古くなっているので破壊しないかを心配している。(ア2)
・ 第十の修理、補強、現堤防補強対策が出てても絶対だめなのか?(ア2)
多様な選択肢がなかった ・ どんな堰がベストなのか、その論議が少ない。(ア2)
・ 安全で景観・環境に優しい堰の構築に向かって考える。(ア2)

 3.みんなでいい解決をするための新しい仕組みに向けて

内 容
第十堰に関する団体が共通のテーブルで話し合うことが必要 共通のテーブルの作り方や構成・運営を考える
・ 「共通のテーブル」をいきなりつくらない。小さな活動、住民集会等積み上げる。((2)グ)
・「共通のテーブル」のあり方自体について、広く意見を聞く。((2)グ)
・ 行政、専門家、賛成・反対・利害関係者、一般市民からなる会議の場が必要。(ア2)
・ 国、県、市町村、市民の合意形成の場が必要。(ア2)
・ 第3者を中心に、公開討論会などで意見の相違点をつめていく作業が必要。(ア2)
建設省の対応
・ 建設省は相手の土俵に乗ってはどうか。(ア2)
・ 建設省は、1.住民の意見を認め、2.原堰に対する価値をも認め、3.情報公開をスムーズに。(ア2)
・ この懇談会が力をつけ、賛成・反対派の間に立って進めていく必要がある。((2)グ)
話し合いの仕方や共通の行動
・ 共通点から出発し、合意点を見つける。((2)グ)
・ 計画ありきではなく、吉野川や第十堰の現状を知ることが必要。((2)グ)
・ 大雨が降ったあと一緒に現場視察をするなど、一緒に川や堰を見る。((2)グ)
・ 掃除等を一緒にやりながら意見を聞く。((2)グ)
流域全体の市民が参加できる仕組みが必要 市民、行政、専門家の役割と関係
・ 市民が提案し→専門家が客観的に可能性を探り→行政が決断・反映する。((2)グ)
・ 市民と行政が対等に話し合うために、言ったことに対し互いに責任を持つ。((2)グ)
・ 市民は、地元の情報、経験、生活者の視点から知恵を出す。((2)グ)
・ 市民は、行政に任せすぎ。もっと自治意識を持つべき。((2)グ)
・ 市民は、先ず身近な地元の活動に関わる。((2)グ)
・ 行政は、不信感を持たれないよう、情報を公開する。((2)グ)
・ 行政は、説明責任をきちんとする。((2)グ)
・ 専門家は、客観的で信頼できるデータを提供。((2)グ)
・ 専門家として、漁師さんなどにも入ってもらう。((2)グ)
多様な立場や意見の反映
・ 流域全体の意見を反映させる。
・ 徳島市だけではなく旧吉野川、今切川流域の住民の意見を反映させる。
・ 危険と隣り合わせに住んでいる人たちの声を聞く。
・ 市町村の意見を聞く。
意見の集め方や参加の方法
・ アンケート(流域住民、市民全体、既存団体、若い人、子ども達の意見等)。((2)グ)
・ インターネット、新聞、広報で意見を求める。((2)グ)
・ 町内会など、地元組織の話し合う場を設ける。((2)グ)
・ 住民代表による公開討論会やシンポジウム。((2)グ)
治水の課題と環境・空間価値を両立させる新しい考え方の知恵を出す 吉野川全体を考える視点
・ 第1に安全、安心、第2に水量、水質、第3に多様な生物が住み、よい景観の川が大事。(ア2)
・ 先人が残した利水、治水の知恵を活かす。(ア2)
第十堰を考える視点
・ 現在の堰は本当に危険なのか、調査結果をすべて出して話し合う。((2)グ)
・ 環境破壊の問題と洪水対策の両立を考える。(ア1)
・ 税金の負担は誰が返すのか。(ア2)
多様な選択肢を用意してみんなで考える ・ 吉野川の将来像を公募し意見の集約を図る(堰の型、遊水地帯、水辺公園)。((2)グ)
・ 数案を用意し、集会等で絞り、総会等で決定。(ア2)
・ 反対派の意見を日本中の工学者に検討してもらう。あるいは国際的に。(ア1)

 4.多様な案の受け皿や市民参加・合意形成の仕組みを用意する

内 容
多様な案の受け皿が大切 ・アイデアがでてきたときに市民団体が建設省に直接ぶちあてるよりも、そこにもっといい場所をつくれるのではないか。((4)全)
・外国も含め、コンペをして判断したらどうか。((3)グ)
・多数の案件を作成し(技術に裏付けされた)、集会等で案件を2〜3件までとし総会等で決定する。(ア2)
市民参加・合意形成の方法が大切 ・行政がいろいろな方法で流域の意見を聞くシステムを持つことが重要。((2)グ)
・ 今まで建設省がやってきたスタイル(審議委員会をつくり答申をとてゴー)ではもうだめだという認識があるならば、そこを考える。((4)全)
・決定するまでのシステムが必要である。((3)グ)
・市民が提案し、専門家が討論し、それをフィードバックして最終的な決定は行政、この仕組みや道筋を相互確認しながら進める。((2)グ)

 5.「共通のテーブル」のイメージ

内 容
異なる意見が公正に反映されるしくみ 公正な意見反映のためのバランスのとれた構成
・ 行政、専門家、賛成・反対・利害関係者、一般市民からなる会議の場が必要。(ア2)
・ 国、県、市町村、市民の合意形成の場が必要。(ア2)
・ 賛成・反対・中立の市民団体、流域市町村、建設省で構成(ア3)
公正・中立な第三者による運営や専門家によるサポートについて話しあう
・ 第3者を中心に、公開討論会などで意見の相違点をつめていく作業が必要。(ア2)
・ 第三者的立場に立つことが大切((5)グ)
・ よりよい方法、よりよいもの、県民に支持されるものをつくるという理念を持ち、お互いが歩み寄るという意思を持って参加し、結果が出るまで話しあう。(ア3)
現状認識と課題を整理し、共有化する方法について話しあう 現状認識と課題の共有化
・問題点を選び出し、それについての現状を認識する議論をする。((2)グ)
・マルかバツかではなく、問題をひとつづつ一緒に考えてみる。((3)グ)
・どこにどんな問題点があるのか突き詰めていない。本当はどうなのか調査するなど、考えてみることが必要。((3)グ)
・真実の相違というよりも1つの事象について判断の相違がでたままである。しかし真実は1つであり科学的、定量的答を出すよう研究すべきという点は一致。((2)グ)
●例えば...
・第十堰が本当に危険なのか、調査結果をすべて出しての話し合い。((2)グ)
・現堰について、老朽化、破堤時の影響、せきあげ、景観面等について中立の第三者機関で調査し、その評価について共通認識をする必要があるのでは?((5)グ)
・ 誰が調査し、誰が評価するのか。それが難しい。((4)グ)
・撤去再建設費の後世負担。(ア2)
・洪水の恐さも共有しなくてはいけない。((3)グ)
・ 第十の近くの人は生命、財産の問題、遠方の人だと吉野川の自然の問題。((4)全)
・ 白紙撤回とゼロからのスタートはどう違うかというところから話し合っていって、合意できるところからスタートしよう。((3)グ発)
一致点を積み上げる
・ 何事も共通点があるはず。それを見つける。((2)グ)
・ 賛成、反対、意見の相違はあるが、根っこは同じ。((2)グ)

 6.「共通のテーブル」で話しあうテーマ

内 容
「多様な案」の前提となる計画条件を共有化する方法について話しあう ・単なる洪水だけの問題だけでなく、広く利害関係のある人から話を聞く。((4)グ)
・アンケート用紙を作ってはどうか。((4)グ)
比較検討するための「多様な案」を用意する方法を話しあう ・設計コンペを一般公募でやる価値はある。((4)グ)
・市民から代替案のアイデアをだしてもらい、建設省が技術的検討をしてまとめ、専門家が技術面の評価をする。((4)グ)
・外国も含め、コンペをして判断したらどうか。((3)グ)
・日本中にたくさんいる工学者に検討してもらう。(ア1)
「多様な案」を評価・選択する仕組みについて話しあう ・市民が提案し、専門家が討論し、それをフィードバックして最終的な決定は行政、この仕組みや道筋を相互確認しながら進める。((2)グ)
・評価プロセスをオープンに。((5)グ)
・ 専門家の評価委員会(賛成・反対の立場から委員を推薦してもらい、同数の専門家を入れる)((5)グ)
・ 専門家に、学者だけでなく吉野川を生活の場にする漁師、海苔養殖者の参加を。((2)グ)
それぞれの過程に広く流域住民が参加する方法を話しあう ・流域住民全員の住民投票を実施。((2)グ)
・市民全体からアンケートをとる。((2)グ)
・広報誌、新聞でよびかける。((2)グ)
・インターネットの利用。((2)グ)
・ 市民代表による公開討論会。((2)グ)
・少数意見を汲み取る方法も重要。((4)グ)
・地域の町内会、地元組織で話を聞き、話し合う場を設ける。彼らの協力を得て小分けの地域密着型で意見集約を行うことが大事。((2)グ)
・「吉野川ふれあいハウス」みたいな建物をつくり、そこに訪れる人々が自由に出入りできる、オープンスペースを設ける。ワークショップの開催の告知や、吉野川の歴史図書や模型などおいて、地域住民の交流の場となるよう設営する。(ア3)

 7.建設省がとり組むこと/問題解決に向けた一層の努力を

内 容
これまでの過程と問題点を整理し問題解決に向けた努力の要請 市民との対話がなかった
・そもそも計画を作る段階で住民の意見を聞く機会を持たないできたことが、ここまでこじれた原因だと思う。住民に隠してやったように見える。その結果、信頼関係がなくなった。だから建設省は正しいことを言っているのかもしれないが、信じられなくなっているというのが現状。((3)グ)
・建設省が意見を聞かない。コメントを出すだけ。合意点を出せるまで話し合う。
 ((2)グ)
・行政はもっと謙虚に市民の意見に耳を傾ける。((2)グ)
・今までのやり方が建設省がつくっている手法にも反している。住民の意見を聞いて、環境に配慮して、治水、利水でやろうということになっているのが、徳島の場合は一方的に頭から押さえつけるというふうな感情を市民が持った。そこにボタンの掛け違いがあって、非常に混乱している。((5)全)
情報公開が十分でなかった
・ 市民が知恵を出せるように市民にもっと情報を公開する。((2)グ)
・建設省の持っている第十堰のデータ、調査結果は正直に隠さず全部公開する。((4)グ)
・ 建設省は要求した情報の有無についての回答が明確でない。あるといったりないといったりする。((4)グ)
・ 第十堰のあり方を考え検討することの前提となる水量について。農林水産省が上流で農業用水として取水する計画が進んでいるが、建設省だけでなく、農水省の情報も公開、知っているべきではないか。((3)グ)
・ 吉野川はみんなのもの。政治家や行政が極秘で計画・建設し市民には“知らしむべからず”方式を止めるべきだ(多様な人々の知恵の活用を)。(ア2)
・ 計画の入り口で市民に情報を公開して多様な意見を集約し参画してもらうドイツ方式にしたら(行政側からの一方的な情報に問題がある)。(ア2)
審議委員会・説明会が機能しなかった
・知事が召集した審議委員会なんて御用委員会で意味がない。((2)グ)
・審議委員会の中でのやりとりも知らないことのひとつ。((3)グ)
・審議委員会で関係するような資料はほとんど出している。堰の現状について専門の先生に調査方法を相談したが、いい方法がないということだった。その様な情報が外に伝わっていない。((3)グ)
・説明会では建設省の質問への回答が不十分であった。堰の老朽化について子どもだましのような建設省の説明であった。((3)グ)
説明責任をきちんと位置付けていなかった
・行政は説明責任をもってほしい、((2)グ)
住民投票の結果を評価していなかった
・1月23日の夜、テレビで住民投票に対してそんなことは関係ないんだと大平所長はおっしゃるが、民主主義の世の中で、主権在民の世の中で、その声を押しつぶすことはできんじゃないですか。((3)グ発)
問題点は素直に認めるべき
・今まで建設省がしてきたことで、長良川や、水の汚れのことなどの問題点について、悪いことは悪いと素直に認めてほしい。((3)グ)

 8.おわりに

内 容
みんなで「よりいい案」を考える ・計画条件づくり、案づくり、選択段階、どれにも参加できるとよい。(ア3)
・最近の市民運動の大半は、自分達は知らなかった、こんな事を勝手に決めて、これは押しつけだ、けしからんとなる。最近までは国がやることは当たり前でありがたいことであったが、今は実質的な面を考察しなければならない。(ア3)
「みんなでよりいい解決」を共通の目標に ・究極は、治水、利水、環境保全の問題をどう解決するかです。(ア2)
・第十問題解決のために皆寄っている。((1)全)
意見や立場の違いを敵視するのではなくよきパートナーとして ・市民、行政、専門家が協議し結論を導く。((2)グ)
・常に市民、行政、専門家が対等であること。そしてお互いの義務と責任を自覚することが必要。((2)グ)
・相互の意思疎通を図る。((2)グ)
・お互いの役割を決めて役割を果たす。((2)グ)
・上流と下流との交流、吉野川流域交流ネットワークのようなものがつくられれば、吉野川に対する思い、考え方も変わってきて、なお一層建設省との協力体制、合意形成ができて、いわゆる市民の手による川づくりができるのではないか。((3)グ発)