別紙−2
「第十堰の応急処置についての計画(原案)」への意見及び回答について
番号
年齢
性別
意見の内容
回    答
     部分的に破損している青石張りの上堰を(コンクリート詰をしない方法で)復元して欲しい。  青石張りの補修については、現在実施中の形状把握調査の結果等をもとに、学識者及び住民の意見を聞きながら必要に応じて適宜補修を行うこととしております。
 
男性
 本来バラス等流動性のある物体の表面を被覆保護する場合は平面方向には流水、集荷物体などに対する強い変形抵抗を持つとともに、垂直方向にはすべての部分において隣接する周辺の影響を受けずそれ自体の自重により、その下部を安定的に押さえることができる性質が要求される。つまり自重のあるネットで被覆したような構造形式が理想です。もし広い面積にわたってコンクリートでワンブロック化した被覆をすると、その下部では密度のムラが発生し空洞化が起こるおそれがあります。かりにコンクリートで巻くにしてもそのサイズに考慮するとか、できれば大小のブロックの組み合わせ等により被覆するのが理想です。  頂いたご意見のとおり、出水等で流失するおそれが少なく設置が容易な2トンの袋詰め玉石を用いることとしております。
 今回の応急処置実施後の対策については、現在実施中の形状把握調査の結果等をもとに学識者及び住民の意見を聴きながら検討していくこととしております。頂いたご意見は、その際にも参考にさせていただきます。
 
男性
 別紙−3のとおり 1.箇所@に関して
 今回の応急処置では学識者の助言を参考に、流水の影響を受けにくく、設置が容易でより安価な「袋詰め玉石」を用いることとしました。

 特に、「袋詰め玉石」は「捨て石」に比べ屈撓性(注)があり、堰前面の土が洗掘されても河床の形状に応じ変形して流水を適度に受け流し、流水から受ける力を少なくすることができるという利点があります。

 なお、今回の「袋詰め玉石」の施工は、次期出水期に向けた応急的な処置であり、今後、現在実施中の形状把握調査の結果等をもとに学識者及び住民の意見を聴きながら必要に応じて適宜補修を実施していくこととしております。今回頂いたご意見は、その際にも参考にさせていただきます。
 注)屈撓性(くっとうせい):しなうように曲がる性質

2.箇所Aに関して
 箇所Aは、老朽化したコンクリート張りの局所的な破損であり、そのような箇所に、流水の抵抗を受けやすい青石等を設置すると、処置した部分そのものが剥離してしまうおそれがあります。

 学識者からは、周囲の既設コンクリートと一体化する工法が望ましいとの助言を受けており、また、箇所Aは小規模な処置であることからも、原案に示すとおり、コンクリートのみを用いた処置を実施することと致します。

3.上堰に関する応急処置(緊急)
 第十堰上堰の青石張りの補修については、現在実施中の形状把握調査の結果等をもとに学識者及び住民の意見を聴きながら必要に応じて適宜補修を行うこととしております。
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男性
箇所@について
 当面の応急的な処置としては、施工性、工期、にごりの発生等からも妥当な工法と思われます。

箇所Aについて
 小規模な穴詰及び周辺状況からしてコンクリート詰は妥当な工法だと思われます。
 ご賛同ありがとうございます。
 ※順番は、提出順です。