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吉野川シナダレスズメガヤ対策検討委員会
夏期モニタリング調査について
 
設置主旨

  近年、吉野川の河原において外来種であるシナダレスズメガヤ(英名:ウィーピングラブグラス)が急激に
 繁茂してきています。
  外来種の中には、在来種の排除による生物多様性の低下や河原の微地形を変化させるなど、環境面や治水面
 への問題を引きおこすものも確認されており、シナダレスズメガヤについても同様の恐れがあります。
  このため、シナダレスズメガヤの基礎的な資料を得るとともに、河川環境に与える影響など問題点を把握し
  、試験的な対策やモニタリング調査などを実施しながら、その対策を検討することを目的に「吉野川シナダ
 レスズメガヤ対策検討委員会」を設置しました。
  今回、夏期モニタリング調査を次のとおり実施いたします。

 ■夏期モニタリング調査
   1.実施時期:平成16年7月14日〜23日(予定)
   2.実施場所:板野郡吉野町西条地先
    (西条大橋上流の河川敷:別図のとおり
   3.実施内容:植物調査、河床材料調査、地形測量

   ※ 検討委員会の委員による現地調査について
   ・7月14日9時より検討委員会の委員による現地調査を実施します
   ・14日の調査は一般公開で行います。

 
平成16年7月12日
国土交通省 四国地方整備局 徳島河川国道事務所
 
問い合わせ先
   国土交通省 四国地方整備局 徳島河川国道事務所
    副所長(地域)
    河川環境課長 TEL088−654−9176(直通)


 
吉野川シナダレスズメガヤ対策検討委員会
これまでの検討経緯

  ■第1回検討委員会
    平成16年1月15日
    現地視察及び現状の問題点と課題への対応等について検討。

  ■第2回検討委員会
    平成16年3月5日
    シナダレスズメガヤ試験施工について検討。

  ■試験施工事前調査
    平成16年4月27日〜5月14日
    実施内容:植物調査、鳥類調査、河床材料調査
    試験施工にあたり、シナダレスズメガヤの侵入状況や河床材料のデータを収集するとともに、貴重
   植物や、鳥類の繁殖行動の確認をを実施。

  ■試験施工
    平成16年5月14日〜6月4日
    重機によるシナダレスズメガヤの抜き取り、表土のはぎ取り、樹木の伐採による試験区の造成。

  ■第1回吉野川現地(フィールド)講座の開催
    平成16年5月29日
    テーマ:「吉野川の外来植物対策」
    内 容:試験施工地の見学、シナダレスズメガヤの抜き取り体験等

  ■試験施工直後のモニタリング調査
    平成16年6月16日〜20日
    実施内容:河床材料調査、鳥類調査、地形測量