11月5日は「世界津波の日」です。来たる平成28年11月5日(土)に高知県高知市の高知新港で平成28年度大規模津波防災総合訓練が実施されます。
この大規模津波防災総合訓練は、平成16年12月26日に発生した「スマトラ沖地震(インド洋地震)」の津波災害をきっかけに始まり、平成17年度より全国で毎年一箇所実施しており、前年度は新潟で行われ、今年度は高知県での開催となります。
この訓練に先立ち、10月27日(木)に高知新港の会場で、松山河川国道事務所保有の応急組立橋の架設見学会が開催されました。見学会には、四国各地の防災担当者ほか、たくさんの方々が参加。
前回の架設演習から13年が経過し、事務所担当者・架設業者ともノウハウの継承が十分でない中で、今回は400t吊りクレーンでの「本体一括架設」を行いました。
これは、四国内でもほとんど行われたことがない架設方法で、架設マニュアルと現実との不整合や、吊り具の不備など、実際に架設してみて初めて分かることが多くあり、架設ノウハウの習熟以外にも得るところの多い、大変良い機会となりました。
