電子納品の概要



■ 電子納品とは

 これまでのように手書きで書類や図面を作成するのではなく、ワープロや表計算、CADなどのソフトを利用し、デジタルデータとして成果品を納品することを言います。
電子納品の有効性は、データやファイルの検索が簡単に行える点、保管スペースの縮小なども図れる点などが考えられますが、建設CALS/ECの基本方針である情報共有と連携に不可欠なものでもあります。標準化されたデータフォーマットでデータを作成し納品します。さらにこれを維持管理して再利用を図ることが、公共施設のライフサイクルでコスト縮減と省力化に寄与することになります。
 電子納品は、調査、設計、工事などの各業務段階の最終成果を電子データで納品する規定です。それぞれのライフサイクルの中で作成される電子データは、成果品ごとに規定された電子納品要領(案)、基準等に示された標準化を前提としたファイルフォーマット、内容の規定に従って作成する必要があります。


電子納品の流れ



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