山鳥坂ダムブログ

第12回 鹿野川ダム水質検討会を開催しました。

平成29年2月14日

調査設計課の井上(博)です。


2月6日に、今年で10年目、通算12回目となる「鹿野川ダム水質検討会」が行われました。

この検討会の目的は、鹿野川ダム貯水池やダム下流河川の水質改善のために、貯水池内や流入してくる河川における対策を検討し、管理している国土交通省に技術的な助言をいただくものです。


写真のように、手前に事務局である当事務所職員が今年度の水質の結果や水質改善のために設置している曝気循環装置の効果など、有識者をはじめとする検討委員の皆さんに説明し、委員の方々より技術的なご助言やご意見をいただきました。

今回は、鹿野川ダムで最も心配される『アオコ』の発生状況や対策の効果と貯水池の底の酸素がなくなる現象についての状況や対策の効果について報告しました。

各委員が活発に議論され、対策装置の運用方法や効果の確認方法についてのご意見や技術的なご助言をいただいたので、来年度以降に今回の検討会の結果を活かしてさらなる貯水池の水質改善に努力していきたいと思いました。


また、来年度には「えひめ国体」のカヌー競技も鹿野川貯水池を利用して開催される予定です。

愛媛県や大洲市の検討委員からも「えひめ国体」に関するご意見やご要望などをいただき、関心の高さを感じました。

国としても、皆さんが笑顔になれる「えひめ国体」の開催に貢献できるよう鹿野川ダム貯水池や下流河川の水質について、今後も継続してよりよい水環境を提供できるよう頑張らなければと再認識したところです。

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