山鳥坂ダムブログ

ICT技術活用工事見学会に参加してきました。

平成29年2月13日

調査設計課の井上(波)です。


2月2日(木)、大洲市新谷で開催された ICT技術活用工事見学会に参加してきました。

まずは、ICTについて簡単に説明させていただきます。

ICTとは、( Information ( インフォメーション ) and ( アンド ) Communication ( コミュニケーション ) Technology ( テクノロジー ) )の略で 情報通信技術という意味です。


国土交通省では、建設分野において、生産性向上は避けられない 課題となっており、魅力ある建設現場を目指す新しい取組である i-Construction ( アイ-コンストラクション ) を進めています。

今回参加したICT技術活用工事見学会では 5つの事について勉強してきました。


①空中写真測量(無人航空機)による出来形計測 UAV(ドローン)による写真測量等により、短時間で面的(高密度)な3次元測量が行えます。

②レーザースキャナーによる出来形計測

3次元測量データ(現況地形)を地上に設置したレーザースキャナー で精度よく計測することで設計図面との差分から、施工量(切り土量、盛り土量)を自動算出することができます。

③ICT機械(MGバックホウ)による法面整形

3次元設計データ等を活用し、ICT建設機械をモニターで確認しながら施工することにより経験の少ないオペレーターでも手戻りなく仕上げが行えます。

④ICT機械(GNSS振動ローラー)による締め固め

ICT建機による転圧回数をモニターで確認することにより、効率的に施工が行えます。

⑤空中写真測量(無人航空機)とレーザースキャナーによる出来形管理比較

UAV(ドローン)は、土地の高低差には、影響を受けにくいものの天候に影響されやすいため風が強いと計測できませんがレーザースキャナーは、雨天時以外であれば計測可能であるという利点があります。

それぞれの、機械の特徴を理解し、施工箇所の条件によって使い分けることが重要です。

今後は、このようなICT技術の活用を積極的に工事へとりいれることで、生産性の向上を図り、よりよい建設現場を目指していきたいと考えています。

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