山鳥坂ダムブログ
夏休みイベント企画として鹿野川ダム見学会を行いました。
平成28年9月21日
用地課の合田です。
8月28日(日)、夏休み鹿野川ダム見学会 〜鹿野川ダム 見て、学んで、作ろう〜 を行いました。
今回のイベントは、小学生と保護者を対象として企画し、ダムの最深部まで入るとともに、トンネル洪水吐部分も歩く見学会で、初めての取り組みとなりました。
参加者には、ダム堤体内監査廊や改造工事現場の探検、ダムのはたらきや改造事業の説明、鹿野川ダムペーパークラフトの作製を体験してもらいました。
受付の様子です。子供たちの笑顔が印象的でした。
最初はダムのはたらきについての説明です。小学生の参加者も興味深く聴いてくれました。
引き続き、説明に出てきた鹿野川ダムを作ってみよう!ということで、鹿野川ダムオリジナルペーパークラフトを作製してもらいました。
親子で仲良く作ってくれました。
次はいよいよ、鹿野川ダムの探検です。
探検の前にダムの操作室に行きました。操作室にはいろいろな機器が並んでいます。
みんな興味津々です。
今回は、夏休み特別企画ということで、普段と異なるルートを通ってもらい探検しました。
ダム直下に降りて迫力あるダムの姿を見てもらい、壮大さを感じてもらえたことかと思います。
また、対岸で放水中のジェットフローゲートからの水しぶきでは、身も心も癒やされたのではないでしょうか。
次に、ダムの中を通る監査廊ですが、特別企画ということで最深部までのルートを通りました。
太陽の影響を受けない監査廊の中は、冷たい湖底の水やダムの下の岩盤の温度が伝わり、みなさんに天然のクーラーを体感いただけたと思います。
鹿野川ダムを探検してもらったあとは、改造工事現場を探検します。
探検の前に、なぜダムの改造を行っているのか、説明を聴いてもらいました。
しっかりヘルメット、軍手、長靴着用をして、人気の高かった、トンネルの中の探検に出発です。
鹿野川ダム湖には、水が満々と貯まっています。水を貯めたまま、どのように工事をしているのか、トンネル呑口の作業構台から見てもらいました。
トンネル呑口立坑は、ビル13階建て相当にあたる40メートルの深さがあります。その立坑を長い階段で一番底まで降りました。
下から地上を見上げ、降りてきた直径17メートル高さ40メートルもある立坑や、これから探検する直径11.5メートルのトンネルの大きさに、みんなびっくりしていました。
現場は、トランジション(移り変わり)管という、四角の形から丸の形に変化させる、大きな管を据え付ける時だったので、呑口の上流側は四角形、下流側は丸形の、形の変化を見てもらうことができました。
いよいよ、トンネル内部のウォーキングです。
写真は、吐口近くの水圧鉄管部分です。
直径11.5メートル、長さ457メートルもある大きなトンネルを呑口から吐口まで探検しました。
台風の接近も気になる天候でしたが、無事、見学会を行うことができて、鹿野川ダムについて楽しく体験していただけたのではないでしょうか。
参加されたみなさんには、夏休みの思い出として、この貴重な体験のうち何か一つでも心に残ればスタッフとしてうれしく思います。