国土交通省(徳島河川国道事務所)では、吉野川の河川整備計画の策定に向けて、平成14年1月に具体的な取組み方針である「よりよい吉野川づくりを目指して」を発表しました。以後、本方針に基づいて、よりよい吉野川づくりについて議論するための「検討の場」づくりに向けて流域アンケートを実施するほか、流域全体で情報共有を図るための「吉野川流域講座」、「吉野川現地(フィールド)講座」等の様々な取り組みを進めてきました。
しかしながら、第十堰のあり方について、流域住民の方々の間に様々な意見があることなどから、「検討の場」づくりがいまだに実現していません。
このような状況の中、徳島県においては、吉野川の河川整備や第十堰改築のあり方について、流域の市町村長、市町村議会の代表、市民団体、流域住民の方々等に対して意見聴取を行い、先月末に徳島県知事から四国地方整備局長に「吉野川の整備の在り方(第十堰を含む)についての要望」がありました。
国土交通省としては、徳島県知事が流域の意見を直接聴取し、熟慮の上でとりまとめて当省に要望された貴重な意見として受け止め、以下に示す基本的考え方のもとに、吉野川の河川整備計画(直轄管理区間)の策定に向けて取り組んでいくこととしましたので、徳島県を始めとする関係各県、関係流域市町村、流域住民の皆様のご理解ご協力を賜りますようお願いします。
|