最近のリバーキーパーズパスポート関連イベント


         
3/19  第9回吉野川現地(フィールド)講座
 今回は、前回3月5日に、参加者の皆さんと粘土で作った模型を西条大橋の河原に置きに行きました。開会式の後、コアジサシが、帰ってきますようにとの思いを込めて、みんなでデコイを持って、記念撮影。久しぶりに、対面し、自分で作ったデコイに対面した子供たちは、とてもうれしそう。その後、河川敷に移動して、デコイを設置。河原は、いろいろな石がいっぱい。でこぼこしていて、小さい子供の足には、大変だったと思いますが、広い河原のあちこちにデコイを置きました。
  デコイを置いた後は、みんなで、コアジサシが巣を作った時に、カラスなどの天敵から守る為に、石を積み上げて、囲いを作りました。
野草つみ
野草を選別  その後は、野鳥の会の皆さんの指導のもと、2班に分かれて、野鳥観察会。ヒバリや、ホオジロ、ツグミ、モズなどさまざまな鳥を見ることができました。姿がよく似ている鳥もありますが、そういう場合は、鳴き声で聞き分けるそうです。日本野鳥の会の曽良さんによれば、鳥がさえずるのは、「僕のなわばりだよ」と自分のなわばりを主張したり、「結婚しようよ」とメスへ求愛活動をしたりしているとか。ちなみにヒバリは、オスだけが、さえずるそうです。
     
3/6  「野草つみと野草クッキング教室」

 ふる〜ぶめいとの皆さんを講師に、石井河川防災ステーションにて、『野草摘み・野草料理教室』が開催されました。
 開会式で、今中忠重さんに、野草の説明を受けた後、みんなで河川敷へ。ヨモギや、ノビルなどを摘みました。ノビルは、見た目がネギや、アサツキに似ていて、土手や山、道ばたなどに、かたまって生えているものです。土の上の緑の部分だけでなく、土の下の白い球根の部分も食べられます。子供たちは、土の中から、白い球根がでてくるのが、おもしろく、熱心に掘っていました。

野草つみ
野草を選別  防災ステーションに戻り、野草の仕分けをした後は、調理へ。今回は、保護者の方だけでなく、子供たちも一緒に調理を体験しました。野草を洗ったり、タマネギを刻んだり、大根をおろしたり、ケーキを作ったり、さまざまなことに挑戦をしました。みんなの奮闘のおかげで、12時には、料理が完成。黒川さんがいれてくださった野草茶を飲みながら、ふる〜ぶめいとの皆さんとともに、楽しい時間を過ごしました。
     
3/5  第9回吉野川現地(フィールド)講座

 徳島河川国道事務所が実施した河川水辺の国勢調査や日本野鳥の会徳島県支部が吉野川の河口で毎月調査した結果からもコアジサシの確認数が近年減少してきていることが分かりました。
  そこで、コアジサシ繁殖地保全策の一環として、デコイを作り吉野川の河原に設置することで、コアジサシが自分たちの仲間がいると思い安心して繁殖活動をし、かつての吉野川のようにコアジサシを呼び戻すことを計画しました。
講座には、小学生とその保護者の方約60名に参加頂き実施しました。
色づけします
できあがったコアジサシ  デコイ作りは、吉野川の河原で採取した小石に紙粘土を巻き付けた後、頭と尻尾の部分を付け型作りを行い、絵の具で着色して出来上がりです。
  参加者はコアジサシの写真や見本と熱心に見比べながら、手をどろんこにして楽しそうに「もっとここに粘土を重ねるとそっくりになるよ」と親子で楽しく相談しながら又、真剣な表情で色づけをしてくれました。 出来上がったデコイは、 参加者に3月19日に吉野川の河原に設置してもらうとともに、野鳥観察会を開催し吉野川の自然に親しんでもらうことにしています。
     
1/29  第8回吉野川現地(フィールド)講座
 平成17年1月29日、第8回現地(フィールド)講座を実施しました。テーマは 「吉野川上流歴史探訪」、脇町から上流の池田町にかけて吉野川に残る洪水遺産、歴史遺跡を訪ね吉野川の歴史・文化に関する知識を深め、吉野川に親しみ、魅力を再発見していただくことを目的としています。100名近い応募があり、抽選の上35名の参加者がありました。
 最初に脇町の大谷川にある「デ・レーケ堰堤」を訪ねました。明治17年に吉野川を検査したオランダ人技師デ・レーケの立案による砂防堰堤です。 参加者は説明後、石張りのまるみを帯びた堰の上を歩きました。  次に穴吹町の「舞中島」は吉野川と明連川に囲まれた川中島でした。昭和50年に堤防ができるまではたびたび洪水の被害を受けました。そのため水防竹林や高い石垣の上に家を建てた城構えの家が残っています。
デ・レーケ堰堤
千五百河原  貞光町では、340年前に築かれた藤森堤(三王堤)が残っており、築堤に当たった原喜右衛門ら3名をたたえた三王の碑があります。
 三好町では、ハイウェイオアシスから美濃田の淵を散策しました。
 井川町の辻渡しは、美濃田大橋が架かっているすぐ上流側に渡しの跡があります。
 池田町の大具渡しは、三好大橋が開通するまでは、この地が高知と讃岐を結ぶ交通の要所であったため多くの人を運んでいました。
 池田町の池田ダムから下流700mにある千五百河原は「はまの港」があり大正時代までは多くの船でにぎわいました。
     
12/5  「親子で作ろうわらぞうり」
 
  師走と思えないあたたかい日曜日。皆さんは、どのようにお過ごしでしたか?ふる〜ぶ編集部は、休日を利用して、ふる〜ぶめいとの皆さんとともに『わらじづくり教室』を開催。総勢36名が、楽しい時間を過ごしました。
  まずは、編みやすくするために、水をつけて、わらをたたくところからスタート。こどもたちは、はじめての体験で、楽しそうに取り組んでいました。先生になっていただいた大塩さん、竹中さんを中心に、ふる〜ぶめいとの指導のもと、みんな、熱心に取り組んでいたおかげで、かわいいわら草履ができました。
わらをたたく
わらぞうりづくり   午後からは、しめ縄も完成。子ども達は、もちろんのこと、保護者の方も熱心に取り組んでいて、なかには、「これから父のところによって、一緒に作ります」という熱心なおとうさんもいらっしゃいましたよ。
  あちらこちらで、人の輪ができたわらぞうり体験。でも、ふる〜ぶめいとの皆さんが、参加者のみなさんと会話を交わし、子ども達は、日頃接したことのない世代の人と話をすることが出来る。そこに、心の交流が生まれて、とてもあたたかい気分になりました。
     
10/23  第7回吉野川現地(フィールド)講座
  10月23日に第7回吉野川現地(フィールド)講座を開催しました。テーマは「吉野川の洪水とダムのはたらき」です。 直前に襲来した台風23号の影響により講座の開催が心配されましたが、吉野川の水位も下がったため無事開催できました。
  池田町にある国土交通省吉野川ダム統合管理事務所において、森長管理課長による一般的なダムの話、台風による降雨と水位の変化、ダムの機能・効果の話がありました。 吉野川流域で洪水調節を行っているダムは、早明浦ダム、富郷ダム、柳瀬ダム、新宮ダム、池田ダムの5つで、吉野川ダム統合管理事務所で統合管理しています。
池田ダム説明ホールでの説明
クレストゲートから放流する早明浦ダム   説明の後、ゲート放流している池田ダムを見学し早明浦ダムに移動しました。 到着後、水資源機構早明浦ダム管理所の職員の方による早明浦ダムの説明を受けました。ダムの建設目的、ダムのはたらき、設備などについて詳しい説明がありました。今回、台風23号の降雨のため6門のクレストゲートを開けて放流していました。
  アンケートによると、グラフによる雨量と水位調節はダムのはたらきが分かりやすかった。ダムの放流する光景が印象的だったとの意見がありました。
     
10/16  アドプト・プログラム吉野川

 10月の第3土曜、秋晴れの気持ちのいいお天気の中、アドプト・プログラム吉野川が開催されました。今回は約20名の方にご参加いただきました。ゴミは、相変わらずペットボトルや空き缶、煙草の吸い殻などが多く見られ、大きなものになると、タイヤなども捨てられていました。
アドプト
懇親会  
 清掃終了後、石井河川防災ステーションの会議室で懇親会を開催しました。今回は「うどん」を食べながら、今回の清掃で気付いた点、今後のアドプト活動についてのご意見をいただきました。前回同様、司会は事務局以外の方にお願いしました。次回は2月の日曜日に実施することが決定しました。寒い時期ですが、みなさんぜひご参加下さいね。
     
10/16  第6回吉野川現地(フィールド)講座
  平成16年10月16日(土)に開催された「砂防事業と土砂災害の実態」には、多数の応募をいただきました。抽選で当選された方27名の方が参加されました。
  まず、井川町にあります四国山地砂防事務所に到着後、降雨体験機と土石流3D体験機で、降雨及び土石流について体験していただきました。時間150mmの降雨は、長靴・カッパ・傘とフル装備でも飛沫がかかるほどの強い雨でした。
  昼食後、 現場までの移動途中には、四国山地砂防事務所の方から、よく耳にする「地滑り」、「崖崩れ」、「土石流」の違いや、土石流の危険性が高い「谷」地形など、分かりやすい説明を受け、理解されたようでした。
降雨体験機による体験
災害現場での見学   
  土石流の現場である高知県大川村の鈴ヶ谷地区、大川橋下流地区では、間近に見る災害現場に足をすくめ、災害についての説明を真剣に聞かれていました。
  鈴ヶ谷の現場では、80歳を超える高齢者夫婦の家屋が跡形もない状況、鬼気迫る避難状況を見聞きし、参加者のみなさんから自然災害の怖さを改めて認識されたようでした。また、「午前中に体験した3Dと同じ状況だ!」との感想もきかれました。

     
10/10  第22回ファミリーハゼ釣り大会
 
  吉野川河口〜名田橋において、第22回ファミリーハゼ釣り大会が開催されました。この大会は、川の環境や治水,利水に関心をもってもらおうと、昭和58年から毎年この時期に実施しており、今回で22回目を迎えました。当日は、464名もの方にご参加いただき、みなさん思い思いの場所に陣取って、大物を狙って釣りを楽しんでいました。
 
ハゼ釣り大会
ゴミ掃除   
  釣りが終わった後、自分の釣場周辺からゴミ等を持ち帰っていただき、河川美化に協力していただきました。このゴミ掃除を「クリーン賞」として、リバーキーパーズ関連イベントとしました。みなさん、ご協力ありがとうございました。

     
9/26  第5回吉野川現地(フィールド)講座
  平成16年9月26日(日)に21名の参加者で開催された第5回吉野川現地(フィールド)講座は、排水機場の機能説明と実際にポンプが稼動する状況を見学しながら吉野川の内水対策について考えることを目的として、実施したものです。
  講座は2部構成で、初めに石井河川防災ステーションで内水被害の仕組みと吉野川の過去の内水被害、そして現在までに実施してきた内水対策について説明しました。
  次に、場所を市場町にある指谷川排水機場に移動し、排水機場の機能やポンプ構造などについて一通りの説明をした後、いよいよポンプを実際に運転しました。
石井河川防災ステーションでの説明
指谷川排水機場での見学  
  支川である指谷川の流量が少ないため本番の排水運転のように吉野川へ放流することができないので、角落としゲートで仕切って溜めた水を循環させてポンプの働きを見ていただきました。
 参加者からは、排水機場内の大きな音にもかかわらず興味津々且つ熱心に見学していただきました。また、技術的に高度で専門的な質問も出るなど、参加者の知識の豊富さに我々スタッフも驚かされました。 
     
9/12  第4回吉野川現地(フィールド)講座
 平成16年9月12日(日)に阿北環境整備組合し尿処理施設及び徳島市水道局第十浄水場において、吉野川現地(フィールド)講座「水質保全と利水」を開催しました。
  今回の講座は、吉野川の水質がどのように保全され、暮らしに必要な水がどのように供給されているかを知ってもらい、水を汚さない大切さを考えて頂くことを目的として行ったもので、20名の参加がありました。
  はじめに、事務所職員から下水道・上水道・水質の話があり、吉野川の水質については、 クイズ形式で説明したため、おおいに盛り上がりました。
  最初の見学施設の阿北環境整備組合し尿処理施設では、し尿が生物処理によってきれいになるのを現地で採取して体験し、汚泥脱水ケーキが肥料に使われていることも知ってもらいました。
石井河川防災ステーション
徳島市水道局第十浄水場  次の徳島市水道局第十浄水場では、表流水・伏流水・地下水の水源のちがい、飲 料水としての水の検査態勢、供給施設の概要の説明を受け、どのように採取した水を飲料 に適した水にするかの施設を見学しました。
  参加者からは、「生活排水を考えないといけない」「水がきれいになるシステムがよくわかった」「命の源である水道水が届く過程を知らなかった」「全くちがった分野での見学で川について再認識しました」等の感想が聞かれました。 
     
8/12〜14   ふる〜ぶ展
 
  国土交通省とふる〜ぶ編集部では、12日から14日まで、徳島駅前のアミコシビックセンターで、「ふる〜ぶ展」を開催しました。 読者の皆さんにご好評いただいている西山欣子さんの表紙原画イラストをはじめ、竹細工やストーンアート、本誌に掲載している花だより、ふる〜ぶ活動紹介のパネル、またふる〜ぶ50号記念特別号の吉野川昔遊びマップに登場した子どもたちを再現。竹竿に磁石をつけて、来場した子ども達に釣りを体験していただきました。ひとつは、吉野川の魚の名前を覚えてもらえたかな?

アミコシビックセンター
アミコシビックセンター2  
  3日間で、約300人の方にご来場いただき、ありがとうございました。ご来場の皆様には、原画イラストをじっくりご覧いただき、竹細工や、ストーンアートにも触れ、吉野川を身近に感じていただけたのではと思います。「きれいですね。初めて見ましたけど、感動しました」帰り際にそんな風にお声をかけていただいた方も。また、今後もふる〜ぶ展を開催していく予定です。 
     
7/31 2004吉野川フェスティバル「吉野川クリーンアップ大作戦」

 7月31日(土)、吉野川フェスティバルのイベントの一環として、「吉野川クリーンアップ大作戦」が吉野川フェスティバル特設会場、吉野川河川敷運動公園(名田橋北岸)、第十堰の北岸、南岸の各箇所で行われました。台風10号の影響で悪天候だったにもかかわらず、たくさんの方に集まっていただき、それぞれの場所で約2時間、清掃をしていただきました。
吉野川クリーンアップ大作戦
吉野川クリーンアップ大作戦2
  クリーンアップ大作戦終了後の9時より、地域でアドプト活動を行っている団体・企業に集まっていただき、情報交換やネットワークづくり等の交流を図る「アドプト大集合」が開催されました。
 各団体・企業の代表者の皆さんからは、アドプトに関する意見が色々と出て、有意義な時間が過ごせたと思います。これからも、美しい吉野川を守っていきましょう!



     
7/25  第3回吉野川現地(フィールド)講座

 三加茂町,貞光町の各河川敷で、第3回吉野川現地(フィールド)講座の水生生物調査が行われました。水生生物調査とは、その川に住んでいる生物を観察することで、川が今どのような状態なのかを判断する調査です。今年も大勢の方にご参加いただいて、とても楽しい調査になりました。
水生生物調査
水生生物調査2
  当日は午後雨に降られたりもしましたが、午前中は晴れて気温も上がり、川に入るには絶好の日よりになりました。みなさん楽しみながら水生生物を採取していました。ある程度採れると先生に質問したり資料を見て調べたりしながら、水生生物を特定して記録用紙に記入します。調査結果は、カワゲラやヒラタカゲロウといった、きれいな水に住む水生生物が多く見られ、昨年同様水質階級Tの「きれいな水」の評価でした。

     
7/25  吉野川流域一斉水質調査

   「吉野川流域一斉水質調査」は、平成12年度より開催し、今回で6回目となります。7月25日の午前中は晴れていましたが、昼頃からくもりになり、一部の地域では雨が降ったり雷が鳴るなど、全体的に不安定な天気でしたが、約700名もの参加者のご協力により延べ約1260地点の水質調査を行うことができました。
 皆さんからの調査結果から見た吉野川の水質は、全域的には昨年とほぼ同じ状態でしたが、下流域の支川が汚れている状況が見られました。また、去年と同様ビニール袋、ペットボトル、空き缶など多くのゴミが確認されました。
吉野川流域一斉水質調査
吉野川流域一斉水質調査2
  この調査を通じて、多くの方が身近な川の環境を知り、感じることで川や水に関心を持っていただき、川に優しい生活を送っていただくきっかけになれば幸いに思います。
 来年度以降も引き続き同様の調査を実施して参りたいと考えておりますので、今後とも多くの皆様にご参加頂きますようお願い申し上げます。
 最後になりましたが、参加していただいた皆様方に、深く感謝申し上げます。



     
7/9〜28  平成16年度 水生生物調査

 穴吹町,吉野町,川島町,三加茂町,貞光町の各河川敷で、水生生物調査が行われました。水生生物調査とは、その川に住んでいる生物を観察することで、川が今どのような状態なのかを判断する調査です。今年も大勢の方にご参加いただいて、とても楽しい調査になりました。
水生生物調査
水生生物調査2
  みなさん楽しみながら水生生物を採取していました。ある程度採れると先生に質問したり資料を見て調べたりしながら、水生生物を特定して記録用紙に記入します。調査結果は、五箇所ともカワゲラやヒラタカゲロウといった、きれいな水に住む水生生物が多く見られ、昨年同様水質階級Tの「きれいな水」の評価でした。



     
7/4  吉野川河川一斉清掃

 河川愛護月間の行事の一環として、徳島河川国道事務所では昭和49年より毎年7月の第一日曜日に吉野川沿川の住民の方々と一斉清掃を実施しています。私達リバーキーパーズは、昨年と同様、アドプト・プログラム吉野川の登録区間の清掃活動を実施しました。今回は24名の方にご参加戴きました。ゴミは、相変わらずペットボトルや空き缶、煙草の吸い殻などが多く見られました。
一斉清掃
一斉清掃2
  清掃が終わってから石井河川防災ステーションの会議室で懇親会を開催しました。「そうめん」を食べながら、今回の清掃で気付いた点、今後のアドプト活動についてのご意見をいただきました。前回同様、司会は事務局以外の方にお願いしました。山地さん、ありがとうございます。次回は10月16日(土)の9時から実施することが決定しました。みなさん、ぜひご参加下さいね。


     
6/5  第2回吉野川現地(フィールド)講座

 第2回目の吉野川現地(フィールド)講座「鳥類調査」を名西郡石井町の石井河川防災ステーション、板野郡吉野町の柿原堰周辺の両会場で開催しました。吉野川にいる鳥の種類や現地における調査の方法、簡単な見分け方を紹介し、生物調査の意義と活用方法について広く知識を深めていただくことで、吉野川と鳥類の関わりについて考えていただきました。
 当日は、昨年より12日早い梅雨入りで当日の天気が心配されましたが、幸い天候に恵まれ県内各地から3〜75才の幅広い年齢層の35名に参加頂きました。
石井河川防災ステーション
柿原堰周辺
  講座では、まず石井河川防災ステーションにおいて河川・渓流環境アドバイザーである小林實氏から鳥類調査の方法、見分け方の説明を頂きました。その後、バスで柿原堰左岸(北岸)へ移動し、柿原堰及び河原環境での定点調査、堤防法尻でのラインセンサス法の観察を交替で体験して頂きました。
 観測後に行われた調査結果の整理では各班とも20種類前後の鳥類が観測され、「吉野川の近くで長年暮らしているのに初めて見た鳥がいた」「貴重種のコアジサシを見られて良かった」等の感想が寄せられました。


     
5/29  第1回吉野川現地(フィールド)講座

 平成16年度第一回目の吉野川現地(フィールド)講座が開催されました。テーマは「吉野川の外来植物対策」でした。近年、吉野川の河原に急激に繁茂してきているシナダレスズメガヤ等の外来植物の現状やその対策について紹介すると共に、シナダレスズメガヤの抜き取りを体験し、河川環境保全の大切さを考えていただきました。
外来植物についての講義
抜き取り作業
 吉野川の外来植物についての講義と、試験施工の概要の説明を聞いていただき、抜き取り作業へ。シナダレスズメガヤは根が広く深く地中に張りだしているため、大人の男の方でも抜き取るのは一苦労です。しかし皆さん果敢に挑戦していただき、長さ比べでは183pの大物を抜き取った小学生もいました。自然環境に大きな影響をもたらしている外来種。今回の講座を通じて、皆さんに外来種について深く考えていただければと思います。



     
5/23  吉野川水防演習

 水防演習は、毎年水防月間の5月に四国四県で順次開催しており、吉野川では平成12年以来4年ぶり5回目の開催となりました。
 水防演習とは、洪水による水害を防止・軽減するため、関係機関と連携のもと「水防工法の実演、情報伝達、人命救助」を中心とした訓練を実施し、水防技術等を習得するとともに、住民の皆さんに避難訓練や体験・PRコーナーに参加いただくこと等により、水防意識の高揚を図るものです。
竹とげ
架橋仮設
 水防団による月の輪工などの水防工法の訓練、ヘリコプターや船による救助訓練が見学できる「水防演習」、また、土のう作り、土石流3D体感シアター等、災害に役立つ技術や災害を疑似体験できる「体験コーナー」、「PRコーナー」等、様々なイベントが催されました。この演習を通じて、皆さんの水防に対する意識を高められたかと思います。