最近のリバーキーパーズパスポート関連イベント



3/9 アドプト・プログラム吉野川

 3月9日、寒の戻りで風が吹きつける中、約20名が参加してアドプト・プログラム吉野川登録区間(飯尾川排水樋門から上流700m)の清掃活動を実施しました。堤防には春の草花が目を出し花を咲かせていて、 掃除をしながら春を少し楽しむことが出来ましたが、相変わらずジュースのペットボトルや空き缶、煙草の吸い殻などが多くありました。また、風に飛ばされてきたビニールハウスの残骸や明らかに 捨てにきたような物などもあり、堤防に咲いていた菜の花もゴミが捨てられていて悲しそうでした。
 
 この日も清掃が終わってから石井河川防災ステーションの会議室でリバーキーパーズ同士の交流を図る会を開催しました。 今回は少し遅い桃の節句を味わっていただこうと「甘酒」を飲みながら、懇親会の中でアドプト活動の実施月や開始時間、次回の懇親会でのメニューを相談しました。その結果、5,7,11月の 年3回の実施、5,7月は10時から、7月は8時からの開始に決定しました。また、5月の懇親会では「うどん」をみんなで作るということになりました。次回のアドプト活動は五月頃を予定しております。


     
3/2 野草摘みと野草クッキング教室

 3月2日、石井河川防災ステーションにおいて、吉野川ファン通信「ふる〜ぶ」のふる〜ぶめいとの方を講師に野草摘みと野草クッキング教室 を開催しました。まず、参加者全員で防災ステーション前の河川敷に行き、ヨモギ、カラシナ、ノビルを採っていただきました。 当日は少し風があったものの春の日差しが暖かく差す中での野草摘みとなりました。ヨモギとカラシナは簡単に見つかりましたが、ノビルは 少し見分けにくかった上に、球根の部分が土の奥深くにあるので採るのに苦労したようでした。
 
 採った後、食べられる部分を選別をしてから3班に分かれて調理にかかりました。 今回のメニューはチキンロールの野草包み揚げ、ヨモギの豆乳スープ、野草とキノコのスパゲティ、ヨモギご飯、カラシナ,ノビルの酢みそ和えの5品。参加者のほとんどが主婦の方だったので 手際よく調理は進み、おいしく食べることが出来ました。また、実際に野草を使った料理を食べるのが初めての方もいて、「野草に興味があったので勉強になった」「家に帰って作ってみたい」など意見が 聞かれました。 吉野川には他にも食べられる野草があります。皆さんも出掛けてみてはいかがでしょうか。
     
1/25 第13回吉野川現地(フィールド)講座

 1月25日、石井河川防災ステーション及び吉野川20q右岸砂州において、第13回吉野川現地(フィールド)講座を開催しました。 今回は、河川計画立案、河川工事及び河川管理のため実施している河川測量について、測定方法の説明や実際に測量を体験し、図面の作成を行うことで その必要性について考えて頂きました。
 
 当日は吉野川20q右岸砂州付近において、レベル、スタッフ及び巻き尺を用いて「高さ」を測定する水準測量、 「長さ」を測定する距離測量を行うとともに、石井河川防災ステーションにおいて、測量結果に基づいた横断図の作成をしていただきました。 参加者の皆さんは、測量器械の据付けやスタッフの読み方でご苦労されていましたが、その結果は概ね良好なもので、吉野川横断図面の作成 方法について理解していただけたと思います。
     
1/11 第12回吉野川現地(フィールド)講座

 1月11日、石井河川防災ステーション及び徳島市水道第十浄水場において、第12回吉野川現地(フィールド)講座を開催しました。 今回は、徳島市水道第十浄水場見学を通し、人々の暮らしに必要な水がどのように確保されて、地域の皆様に送られているか紹介し、 限りある水資源の有効活用について考えていただきました。
 
 当日は石井河川防災ステーションにおいて、徳島県の水道の実態や吉野川における水利用状況の説明を聞き、 石井町にある徳島市水道第十浄水場に場所を移して、取水施設の説明や浄水場施設内の見学を行いました。 自分たちが口にする「水道水」が、どのような場所でどのようにして作られているかを、施設を見学することによって理解していただけたようです。 また、参加者には綺麗な水を飲むためには自分たちが汚さないよう心がける事が必要だと感じていただけたと思います。


     
12/7 第11回吉野川現地(フィールド)講座

 12月7日、高知県本山町、大豊町において、第11回吉野川現地(フィールド)講座を開催しました。 今回は、吉野川の洪水や渇水から暮らしを守るダム施設、土砂災害を防止する砂防施設等を見学し、 その役割を認識していただき、また、ダム及び砂防事業への関心と理解を深めていただきました。
 
 今回はバスに乗って早明浦ダム等を見学するという遠方での講座でしたので、日頃自分ではなかなか行く機会のない ためか、約180名の方々からの応募がありました。 その高い競争率の中、幸運にも参加された28名の方が雨の中、早明浦ダムの内部や発電所など、普段見ることのない 場所の見学ができ、参加者からも「勉強になった」との声が多く聞かれました。


     
11/30 第10回吉野川現地(フィールド)講座

 11月30日、三加茂町水辺の楽校予定地において、第10回吉野川現地(フィールド)講座を開催しました。 今回は、人々の暮らしを守る堤防の機能や役割、構造や工事の進め方について紹介するとともに、子供たちの 身近な自然体験の場として活用できる「水辺の楽校」の工事を見学することにより、堤防の必要性や子供達が 自然と出会える安全な水辺づくりへの関心を深めていただきました。
 
 当日は、吉野川堤防の歴史や堤防工事の進め方等について説明を聞いた後、実際に堤防の土の締め固め度合い(密度)を調べる試験を「砂置換法」で行いました。 また、水辺の楽校予定地の今後の整備方針や、(財)徳島県埋蔵文化財センターの方から築堤工事箇所で確認された 中庄東遺跡での埋蔵文化財調査についての説明をして頂きました。実際に中庄東遺跡で発見された遺物や遺構を見せて頂いたり、 専門の方々が作業している様子を見学しました。
埋蔵文化財センターでは、毎年一般の方を対象に遺跡発掘体験を実施しているので、 よかったら参加してみてはいかがでしょうか。
http://www.tokushima-maibun.or.jp/


     
11/23 アドプト・プログラム吉野川

 11月23日、秋晴れの中、約40名が参加してアドプト・プログラム吉野川登録区間の清掃活動を実施しました。今年の7月7日に第一回を実施してから早四ヶ月、 登録区間は草苅りをしていたためか、目立つところにはゴミが余り捨てられてなかったように思います。しかし、道路から見えにくい所には ペットボトルや空き缶、煙草の吸い殻など、車中から捨てられたと思えるものが多くありました。
 
 清掃が終わってから石井河川防災ステーションの会議室で、「ぜんざい」を食べながらリバーキーパーズ同士の交流を図る会を開催しました。 この日でた話は今回のアドプトについてのことがほとんどでしたが、今までメンバー同士が交流を持つ機会がなかったので、これを期に いろいろな情報交換をすることができる場を作っていけたらと思います。次回のアドプト活動は三月頃を予定しております。


     
11/23 第8回吉野川現地(フィールド)講座

 11月23日、穴吹町の天神ふれあい広場において、第8回吉野川現地(フィールド)講座を開催しました。今回は 川に流れる水、その水量の求め方を体験することで、日頃見ている川の水量への関心や、河川に対する知識などを深めていただきました。
 
 この講座は10月19日開催分が雨天のため延期になり開催したものです。当日は穴吹川河川敷での説明の後、低水流量観測と高水流量観測を 班に分かれて行いました。実際に川に入って水深観測や浮子や普段見ることのない機材を使っての流速観測、またその結果を用いての流量計算などを行いました。 少し専門的な分野だったので難しい話と感じた方もいましたが、晴天の中での講座にみなさん満足していたようです。


     
11/8〜10 とくしま環境県民のつどい〜クリーン&グリーンフェア2002〜

 11月8日から10日の3日間、徳島市のアスティとくしまにおいて、8日は「第1回ゴミゼロ推進全国大会」、9,10日は「とくしま環境県民のつどい〜クリーン&グリーンフェア2002〜」と2部に分けて開催されました。
 
 国土交通省徳島工事事務所のブースは8日から展示を開始し、吉野川や今切川の堤防で刈り取られた草から作られた「役立ちたい肥」の配布、吉野川の堤防で施工されている多自然型川づくりや河川環境整備の紹介パネル、また、吉野川で実際に捕獲した魚の水槽展示、簡易水質試験体験コーナーなどを設けました。皆様に少しは吉野川の環境への取り組みと現状などが分かって頂けたかと思っています。


     
11/2 第9回吉野川現地(フィールド)講座

 11月2日、貞光ゆうゆう館前の吉野川河川敷において、第9回吉野川現地(フィールド)講座「植生調査」を開催しました。今回は、植生の代表種の分布状況を確認しながら、実際に植生図作成の基礎を体験していただき、吉野川の河川植生の多様性、横断方向の移り変わり、 帰化植物の分布実態、河川植生と立地条件の関係などについて理解を深めてもらうことで吉野川の植生の関わりについて考えていただきました。
 
 当日は、一班6人構成で1人2〜3種の調査対象種を決め、2m四方の区域で植物の優占度を確認していく方法で行いました。調査の終わりの方では雨に降られるというアクシデントもありましたが、参加された皆様は最後まで熱心に受講され、「勉強になった」「興味を引かれた」などのご意見が聞かれました。






     
9/28 第7回吉野川現地(フィールド)講座

 9月28日、吉野町の柿原堰周辺河川敷において、第7回吉野川現地(フィールド)講座「鳥類調査」を開催しました。今回は、吉野川の鳥類相や現地において鳥類調査の方法、鳥類の簡単な見分け方を紹介し、生物調査の意義と利用方法について広く知識を深めてもらうことで、吉野川と鳥類の関わりについて考えていただきました。
 
 当日は石井河川防災ステーションで調査方法や鳥の見分け方を紹介した後、柿原堰で実際に望遠鏡等を用いての定点観察法や、歩きながら鳥の姿や声を観察するラインセンサス法を行いました。日頃触れることの少ない野鳥たちを観察することで「吉野川の自然環境や野鳥に興味を持った」「もっと観察時間を取ってほしかった」等のご意見が聞かれました。




     
9/21 第6回吉野川現地(フィールド)講座

 9月21日、石井町周辺において、第6回吉野川現地(フィールド)講座「洪水遺産調査」を開催しました。今回は、昔からの人と川との関わりが忘れられつつある今日、洪水遺産を探訪することにより、過去から未来につなげる吉野川の歴史・文化について知識を深め、吉野川を再発見して、よりよい吉野川について考えていただきました。

 当日は石井河川防災ステーションを出発し、印石、田中家、川贄さん、愛宕地蔵の4箇所を回るコース。参加者の方からは、吉野川の歴史が学べたとか、説明を聞いて初めて洪水遺産ということを知った、興味を持ったので再度訪れたいなどのご意見が聞かれました。






     
8/10〜12 「吉野川ファン通信ふる〜ぶ展 表紙イラスト原画展」
 8月10日(土)〜12日(月)まで徳島県立二十一世紀館で、「吉野川ファン通信ふる〜ぶ展−表紙イラスト原画展−」を開催しました。3日間で612名の方々にご来場いただきました。

 第7回目となったふる〜ぶ展。今回は、表紙イラスト原画や、写真パネルの他に新しく、吉野川河川敷で摘んだ野草を展示したり、吉野川クイズにチャレンジできるパソコンコーナーや、旧暦の七夕にちなんで吉野川の笹を展示し、みなさんに川に対する思いや、願いごとを短冊に書いていただきました。これをきっかけに吉野川と親しむ人が増えればいいなぁ〜(^o^)


     
8/6 第5回吉野川現地(フィールド)講座

 8月6日、貞光ゆうゆう館前の吉野川河川敷において、第5回吉野川現地(フィールド)講座「水生生物調査」を開催しました。今回は、水生生物による河川水質の簡易調査を体験しながら吉野川の現状の水質を知ることで、きれいな川を守るためには何が必要かを考えていただきました。

 当日の気温は35℃を越える猛暑の中、熱心に調査をしていただきました。調査結果はカワゲラ、ナガレトビケラなどのきれいな水に住む水生昆虫が比較的多く発見され、「水質階級Tのきれいな水」の評価でした。川の中に入っての調査であったため、童心に返り川を楽しんでいたようです。



     
7/27,28 吉野川フェスティバル

 7月27日、早朝より「吉野川フェスティバルクリーンアップ大作戦」と題して、吉野川フェスティバル特設会場や第十堰など5箇所で清掃が行われました。約1時間半、思い思いの場所で清掃をしてもらい、参加者約3,000人の手によって様々なゴミが集められました。

 7月27日、28日の両日、降雨体験者と3D土石流体験コーナーでは、多くの親子連れや小さな子供たちの参加がありました。降雨体験コーナーでは、傘をささずに体験してちょっとしたシャワー感覚を楽しむ子供や、外の暑さに涼を求めて入りに来る人など、様々でした。





     
7/18 第4回吉野川現地(フィールド)講座

 7月18日、鳴門総合運動公園鳴門県民体育館において、第4回吉野川現地(フィールド)講座「四国防災トップセミナー2002」を開催しました。  今回は、災害発生時における市町村長のリーダーシップと危機管理能力の向上を図るため、危機管理についての講演、危機管理演習を行う「防災トップセミナー2002」を聴講して頂き、災害時における危機管理について考えていただきました。

 「災害危機管理と訓練」と題して、帝京大学教授の志方俊之工学博士の基調講演や、大洪水を想定したロールプレイング方式の模擬演習、市町村長の方々による“住民の避難対策”や等の危機管理や“近隣市町との連携”について自己チェック等が行われました。






     
7/13 第3回吉野川現地(フィールド)講座

 7月13日、石井防災ステーションにおいて、第3回吉野川現地(フィールド)講座「水防活動体験」を開催しました。  今回は、水害から生命、財産を守り被害を最小限に止めるための水防活動の代表的な水防工法、ロープワークなどを紹介し体験していただきました。

 土のう作り・杭拵え・竹尖げなどの準備工、本結び・舟結び・“の"の字結び・疣結び・括し・鰯結び・舫い結び等のロープワーク、木流し・月の輪工・積土のう工などの水防工法を体験しました。







     
7/7 吉野川河川一斉清掃

 7月7日、「吉野川河川一斉清掃」が行われました。
(写真提供:三好町 高畑サカエさん)







7/7 リバーキーパーズによる吉野川河川一斉清掃

 リバーキーパーズが「アドプト・プログラム吉野川」に登録して初めての清掃日。飯尾川排水樋門から上流へ700mの区間を総勢約40名での清掃を行いました。ビニールハウスの残骸や古タイヤなどの産業廃棄物、空き缶、お弁当の入れ物などがあり、モラルの低さに驚きました。今年度はあと2回の活動を予定しております。日程が決まり次第ご連絡しますので、ご協力お願いします。
(写真提供:八万町 山口恵弘さん)

     
6/22 第2回吉野川現地(フィールド)講座

 6月22日、石井防災ステーション、学島排水樋門、川島潜水橋、鴨島グラウンドにおいて、第2回吉野川現地(フィールド)講座「吉野川の河川巡視」を開催しました。今回は、河川敷などの利用のしかたや堤防などの状況把握をしながら、不法投棄等の実態や、それによる河川環境、河川管理施設等への影響を認識し、河川巡視の重要性について考えていただきました。

 河川巡視の現地体験として、石井防災ステーション、学島排水樋門(樋門とその周辺の施設の点検)、川島潜水橋(水質調査等)、鴨島グラウンド(河川敷の利用や堤防の状況)を見学しました。







     
5/25 第1回吉野川現地(フィールド)講座

 5月25日、石井防災ステーション及び吉野川(南岸)の18q地点において、第1回吉野川現地(フィールド)講座「堤防調査」を開催しました。今回は、堤防の状態をボーリング調査等により観察し、堤防の構造、歴史などについて紹介しました。

 堤防の役割と堤防調査の概要説明、続いて現地でボーリング調査(孔内水位観測、サウンディング調査、ドレーン工)、堤防の歴史について学習しました。また、堤防のコア抜き標本を使って堤防断面図を作成しました。