第1グループ

「反対、賛成団体が一緒に現場を見て、技術的なこと、環境的なことをひとつづつ話し合うべきだ」と意見がまとまったが、問題は反対団体とどうやって話しをするのかである。そこで、以下の進め方を提案したい。

1.この会で世話人を決めて、仲人役をする。
2.まず最初に「みんなの会」に話に行く。そこで、他にどのような団体に声をかけるか話し合い、他の団体にも話しに行く。
3.2の結果によっては、懇談会で条件をつけないで話しを聞く場をつくる。
4.技術的なこと、環境の意味等を議論するために一緒に調査や勉強することが望ましい。

第2グループ

これまでに不足していたのは、客観的なデータと情報公開でないか 
・現堰はいつまで持つものなのか。
・水量の確保、洪水の雨量などのデータが知りたい。
・審議会の中でのやりとりが分からなかった。
・建設省は、説明会での質問への回答が不十分だった。
対話に向けたハードルを越えるには
・対話に向けて、対立点を拾い出す必要がある。
・市民と市民の対話が必要ではないか。

第3グループ

吉野川のあるべき姿に向けて、「知恵の樹」の葉っぱ(課題)にひとつづつ取り組む必要がある。それが雛型になって県内の他の川にも懇談会ができるとよい。
これまでは、吉野川に対する市民の関心が薄かった。だから、実は何がいいのかはわからない人が多いと思う。住民投票から時間が経った今、特に若い人の吉野川や堰に対する関心は薄れている。
対話を成り立たせるためには、感情的に第十のことを話すのはだめ。たとえば清掃などで体を動かしながら話をするなど、感情をやわらげることが必要。若い人に関心を持ってもらえる投げかけの工夫も必要。
第十での川遊びイベントを催し、観光に役立るのもおもしろい。とにかく机の上でなく、現場に出よう!

第4グループ

これまでに不足していたこと 
・情報公開、専門家の意見といっても、自分に都合のいいことしか出してなかったのではないか。
・計画への住民参加がなかった。その制度もなかった。
・昔は水がでると、建設省と住民が一緒に土のうを積んだ。今は住民と建設省の協力関係がない。
今後の進め方のアイデア
・みんなが納得できるデータが必要だ。勉強も必要だ。
・第3者機関に設計を委託できないか。
・結論(設計案)に対して是非を言うのでなく、その前に計画の条件を共有することが重要。治水、利水、堰の位置などの条件を一緒に考えるべき。環境を大きく変えないとか。お金の出し方も重要。

第5グループ

・設計段階以前の情報公開が足りなかった。 
・建設省は、これまでの反省すべき点は認めるべき。
・賛成派、反対派が徹底的に討議すべきでないか。
・反対派は、建設省が呼びかけても来ない。懇談会として働きかけるべきだ。 
・建設省が白紙撤回すれば、反対派は入ってくる。多様な選択肢のひとつとして建設省案を否定する訳ではないが、「ゼロから」というならば、建設省案をとりあえず一度引っ込めて欲しい。 
・賛成派、反対派と一緒に堰の現状をじっくり見る。
・第十堰にかかわる市民団体の会合に、われわれが出かけていって話を聞いてこよう。
・この懇談会は、認知されていない。われわれ自身が大雨の時に堰を見るなどし、真剣に取り組むべきだ。

 いただいたご意見は、懇談会の席上やこの「かわら版」でご紹介いたします。
事務局あて、郵送、ファクス、または本ホームページ「ご意見コーナー」でどうぞ。
事務局住所は、かわら版1ページ上をご覧ください。
★「かわら版」の郵送ご希望の方もお申し出ください!!(すでに郵送している方は結構です。)