第3回懇談会は、さる4月22日の午後、建設センターの大会議室で開催されました。
 前回、新たな参加希望も受け入れることが決まり、それが広報されたこともあり、今回は新しく男性2人(47才、31才)の方がメンバーに加わりました。これにより懇談会は41名になりましたが、この日は35名の出席がありました。傍聴者は、13名でした。
 新メンバーの自己紹介に続き、進行役の吉村伸一さんから「知恵の樹」が紹介されました。これは、これまで2回の会合とアンケートで出された懇談会メンバーの意見を吉村さんのチームでまとめたものです。
 「知恵の樹」は、第十堰問題のいい解決に向けて、まずこれまで足りなかったものを整理し、それを元にこれからどんな対話の場、参加の場をつくっていけば良いのか、そのような場をつくるために越えなくてはいけないハードルは何かをまとめたものです。
 この日は、5グループに分かれて、まずは「知恵の樹」の内容について意見を出し合いました。また、ハードルを越えるためにこの懇談会は何をすべきかについて、グループごとに話し合いました。

 40分ほどの話し合いにより、具体的な行動計画案のまとまったグループなどもあり、発表は熱っぽいものとなりました(話し合いの成果は4ページで紹介)。
 また「このグループのまま、当分やっていこう」という意見が出され、運営委員もグループの中から選出という形をとることになりました。
 各グループから2名が選ばれ、以下の10名により運営委員会を組織することになりました。今後はこの運営委員が中心になってこれからの進め方を考えていこうということで、この日は閉会となりました。

【運営委員/あいうえお順】
井上久子(徳島市)、岡内淑夫(徳島市)、
岡久行徳(徳島市)、尾上一幸(石井町)、
酒巻義雄(阿波町)、谷口 将(鳴門市)、
豊田雅信(徳島市)、中野直行(徳島市)、
山地武彦(徳島市)、米崎広行(板野町)

・ここにいるのはわずか40人。ホームページなどを開いて、この懇談会自体に広く市民が参加できるようにするべきだ。
・われわれだけでいくらいい知恵を出し合って自画自賛しても、しかたない。とにかく外に出ていって、意見を聞いてきてそれを次の行動に反映させるような積み重ねをしないといけない。
・吉野川にかかわる共通の課題を見つけるべきだ。「川を美しくする」「農・工業用水、飲料水の確保」など。
・吉野川全体を考えるのか第十堰を考えのか、はっきりさせないと先に進めない。
「知恵の樹」に、これまでの問題点として、情報公開が足りなかったと入れるべきだ。