第2回懇談会で決まったこと(前ページのつづき)


【懇談会の目的】


(1)この懇談会は、第十堰問題を含む吉野川における参加と対話
   の方法に関する「吉野川方式」を検討し、提案する。
(2)この懇談会は、「対話の場」の実現に向けて働きかけを行う。

【当面のスケジュール】 
 6月に中間的な提案をまとめることを、目標にする。


【懇談会運営の大原則】
(1)本懇談会は、懇談会メンバーが主体となって運営する。
(2)市民参加と対話のあり方に関する懇談会という性格をふまえて議論する。
(3)立場の違いや意見の違いを認めあい、話し合いの中から創造的な提案を生み出す。
(4)賛成、反対ではな<、中立的・建設的な討論をする。
(5)意見の違いは保留し、懇談会参加者全員の合意、または同意を原則としてすすめる。
(6)懇談会は全面的情報公開で行う。
(7)懇談会の門戸を開放し、若い人や女性など、より多様な人々が参加できるようにす
  る(あえて募集はしないが、入りたい人は受け入れる)。
(8)建設省と徳島県は一参加者として参加し、自由に意見を述べること ができる。


【検討課題および取り組み】
●問題と魅力を共有する 
・吉野川全体、および第十堰の課題と魅力を抽出し、共有する。
●参加のあり方を考える 
・市民参加の場の設定方法(参加者の構成と選定方法/テーマ設定や意見の検討方法)。
・対話のルールやマナーの検討 。
・住民意向の把握方法および意見反映の仕組みに関する検討。
・行政の役割、市民の役割、学識者・専門家の役割および相互の関係に関する検討 。
・河川法に基づく新しい仕組みつくりの検討。
●行動計画を立案する 
・学習とアクションプログラム(講習会、現地見学会、清掃活動など)の検討 。
・流域住民(団体)との意見交換会(シンポジウムなど)。


【懇談会の運営方式】
●役割分担 
・当面、懇談会の進行役は第3者(吉村)に手伝ってもらうが、適切な時期にメ ンバー
 の中から座長や運営委員を選出していただく。
・進行役、座長、世話人会は、懇談会メンバー相互がいい関係に保たれ、懇談会が仲良
 く円滑に進むようにまとめ役的な役割を果たす。事前に懇談会テーマなどを検討し、
 次の懇談会に提起する。
●話し合いのルール 
・異なる意見があることを認め、自分の意見に固執せず、柔軟に。
・全員の意見表明を基本にして、十分時間をかけて議論する。
・全員の意見を汲み 上げるためのグループ討議など様々な運営方法を適用する。
・たくさんの人が発言できるよう、手短かに話すよう心がける。
・人の話をよく聞くよう心がける。
・主張が主ではなく、相手の意見に耳を傾け、学習を通じて共通の自標を見つけるよう
 心がける。
・少数意見を尊重する。
・必要に応じて学習や現場調査などを行う。