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平成20年度第十堰の基礎調査結果について

 国土交通省徳島河川国道事務所では、「『よりよい吉野川づくり』に向けて」( 平成 16 年 4 月 27 日発表 )の基本的な考え方に基づき、第十堰で継続的に調査を実施し、得られたデータについては、当事務所ホームページ等を通じて、一般に公表することとしております。
  この度、平成 20 年度に実施してきた以下の調査結果をとりまとめましたので、徳島河川国道事務所のホームページの「よりよい吉野川づくり」に掲載します。

■閲覧方法
徳島河川国道事務所のホームページの「よりよい吉野川づくり」
ホームページアドレス:http://www.skr.mlit.go.jp/tokushima/river/yoriyoi/yoriyoikawa/keijou/keijou.html

平成20年度第十堰の基礎調査結果について

平成20年度に実施してきた調査結果を以下のとおりとりまとめました。

■平成20年度の出水状況
平成20年度は、基準地点岩津で水防団待機水位(3.30m)を超過した洪水はありませんでした。

■平成20年度に実施した基礎調査の結果
@変状調査(空洞化調査) 《別紙−1》
目視により堰本体の状況調査を実施しましたが、特に変状はありませんでした。
また、レーダ探査機を用いて第十堰の老朽化に伴い空洞化が確認されている堰左岸の空洞の状況を確認しました。その他、地表部から空洞が認められた位置から、レーザー距離計とCCDカメラ撮影により空洞化を確認しました。

A漏水量調査《別紙−2》
低水時の第十堰を通過する流量の実態把握のため、微流速計等を用いた流量観測を実施し、各調査日時における各観測地点の流量を把握しました。

B水制の変状調査《別紙−3》
上堰上流にある水制の損傷状況把握のため現地踏査を実施し、複数箇所の変状を把握しました。

C歴史調査《別紙−4》
編集した第十堰周辺の旧家等の古文書について、歴史的経緯として、以下の調査を行いました。
・古文書の解読
旧家等で収集した古文書を解読した結果、第十堰関係は25点ありました。
・現代語訳の作成
解読した古文書のうち、第十堰関係について、現代訳を作成しました。

■平成21年度に実施する調査
平常時の調査として
@形状調査、A空洞化調査、B漏水量調査
出水時の調査として
@堰下流右岸深掘状況調査、A左岸迂回流調査、B洪水時流況調査、C河床形状
調査を実施するとともに新たな調査として下記を予定しております。

・堰下流右岸根固ブロック変動量調査《別紙−5》
堰下流右岸(14k400付近)の深掘れ箇所において、出水時の根固ブロックの変動状況を把握します。


※詳しくはこちらをご覧下さい。説明資料(PDF形式5,378KB)

平成21年7月21日
国土交通省 四国地方整備局 徳島河川国道事務所

お問い合わせ先
全  般:
副所長
河川調査課長


歴史調査:
地域連携課長

森長 稔
村田 啓之



岩本 康宏

(内線206)
(内線351)
TEL:088−654−9611


(内線381)
TEL:088−654−9175