は じ め に
残暑きびしいこの頃ですが、皆様方におかれましてはますますご健勝のこと
とお慶び申し上げます。
さて、国土交通省は、毎年7月を河川愛護月間とし、「水辺にやすらぎ 心
にゆとり」を推進標語として、河川に対する皆様方の理解と関心を深めていた
だくとともに、安全で、美しく、良好な河川環境づくり運動を皆様方と共に推
進しております。また、河川愛護の観点では、7月4日に実施した「河川一斉
清掃」など、様々な活動が各地で多くの方々のご参加により行われています。
この度、河川愛護月間の吉野川流域における取り組みの一つとして、7月
25日に行いました「吉野川流域一斉水質調査 2004」の結果をとりまと
めましたので、ご報告申し上げます。
「吉野川流域一斉水質調査」は、四国四県に住む皆様に、身近な川や水に触
れ、楽しみながら川や水の環境を知っていただきたいとの思いから企画したも
ので、今年で6回目となりました。
7月25日の調査当日は、局所的に雨が降るなど不安定な天気のなか、約
700名もの参加者のご協力を得まして調査を行うことができました。
国土交通省、独立行政法人水資源機構及び吉野川交流推進会議では、このよ
うな調査を通じて吉野川流域を四国四県の皆様がそれぞれ調査し、結果を共有
し、そして川の環境について関心を持ち、みんなで明日の吉野川を考え、一人
ひとりが行動していくことが、命の水を守り、豊かな自然環境を育んでいく第
一歩だと考えています。
来年以降も引き続き同様の調査を実施して参りたいと考えておりますので、
今後とも皆様にご参加いただきますようお願い申し上げます。
最後になりましたが、ご参加いただきました皆様方にこの場を借りて深く感
謝申し上げます。
平成16年8月
(呼びかけ人代表)
国土交通省 徳島河川国道事務所長
石川 浩