「美しい四国づくりモデル事業」とは、四国らしさや地域らしさを創出するために、
  ○NPO、地域住民並びに地方公共団体と整備局が協働・連携し、
  ○NPO、地域住民が主体となって社会資本デザインや町づくりのプランを策定するとともに、
  ○より身近な社会資本として、完成後の自主的な維持管理や保全活動の取り組みを促進する事業です。

目標:地域との恊働による、地域に根ざした
   質の高い道路空間の整備

国道56号土佐道路は、高知市中心部の交通渋滞の緩和、
  交通安全の向上を目的としており、暫定供用中の潮江地区では
  4車線化に向けた事業を展開中です。
また、同地区では、
 1)県道桂浜はりまや線(通称桟橋通)での「みち再生事業」【高知県】
 2)「潮江西部土地区画整理事業」【高知市】
  が事業中であり、
  これらと一体となった質の高い道路空間の整備が求められています。
これらの状況を一つの機会と捉え、
  NPOと地域住民が主体的にコンセプト(方向性)づくりを行い、
  単なる景観整備ではない、
  今後の地域づくり・まちづくりを視野に入れた土佐道路の整備や
  周辺事業(区画整理やみち再生など)との連携による
  地域づくりを目指して、
  「美しい四国づくりモデル事業」に取り組んでいます。


土佐道路・潮江地区において、地域住民が主体となった道路デザインや町づくりを進めるために、
  学識経験者や地域住民並びに関係行政機関からなる検討委員会並びに、
  地域住民やNPOからなるワークショップを設立しました。
また、国道56号土佐道路(桟橋3丁目交差点〜朝倉:8.1km)をよく利用されている方々から、
  事業に対する積極的な意見を頂くために、「土佐道路ウォッチャーズ」10名を任命しました。

「美しい四国づくりモデル事業」の意見交換会、「土佐道路ウォッチャーズ」による現場見学会では、
  現状の課題(歩行者の乱横断・ゴミ・交通渋滞など)・道路事業の広報のあり方・沿道環境の形成・今後の維持管理
  などについて多様な意見や提案が出されました。
意見交換会では、新たな手法として、3Dシミュレーションを用いて、
  より具体的に計画案を説明し、議論していただいています。
  (※3Dシミュレーションとは、3次元のバーチャル・リアリティー(VR)ソフ トウェアにより
  道路施設、周辺状況等を動画で説明するものです)


これまで頂いた意見や反省を踏まえ、
  第3回意見交換会(H18年1月予定)の開催に向けて取り組んでいます。
また、事業段階毎(完成後も含む)の整備課題(事務所管内の事業、美しい四国づくりモデル事業、
  交通安全対策、災害、維持管理など)に対する新規ウオッチャーズによる懇談会を行い、
  ご意見・ご提案頂くなど、今後も継続して「まちづくり」、「地域づくり」を
  支援するための調整と対応を図る予定です。

四国地方整備局では、道路事業の実施によって発生する
効果や成果の目標を、「アウトカム指標」として設定しています。
PDCAサイクル(Plan/計画→Do/実施→Check/確認→Action/対策)を
恒常的にまわし、目標達成のために努力しています。

四国地方整備局 高知河川国道事務所 http://www.skr.mlit.go.jp/kochi/index.html
本省「道路行政マネジメント」ホームページはこちら
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