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平成28年12月12日

想定最大規模降雨による洪水浸水想定区域を指定しました

~的確な避難行動につながる防災体制の構築に向けて~

 近年、時間雨量50mmを超える短時間強雨や総雨量が数百mmから千mmを超えるような大雨が発生し、全国各地で毎年のように災害が発生しており、今後も大雨の頻発化、局地化、激甚化に伴う災害の発生が懸念されています。
 このような背景から、平成27年に「水防法」の一部が改正され、洪水予報河川及び水位周知河川では、新たに想定最大規模降雨を対象とした洪水浸水想定区域の指定などが義務づけられました。
 土器川水系については、これまでに計画規模降雨による洪水浸水想定区域は指定していましたが、このたび想定最大規模降雨による洪水浸水想定区域の指定を行います。
 指定する洪水浸水想定区域をもとに公表する洪水浸水想定区域図では、想定最大規模の降雨により河川が氾濫した場合に想定される浸水区域、水深、浸水継続時間及び家屋倒壊等氾濫想定区域を示すとともに、計画規模の降雨により河川が氾濫した場合に想定される浸水区域、水深を示しています。
 洪水浸水想定区域図を参考に関係市町では、避難場所その他洪水時の円滑かつ迅速な避難の確保を図るために必要な事項等を記載した水害ハザードマップを改定するとともに、「水防災意識社会 再構築ビジョン」に基づいて設置した土器川大規模氾濫に関する減災対策協議会の関係機関は取組方針に沿って、対策を推進していきます。

  ○ 公表する洪水浸水想定区域図に表示される事項
       想定最大規模降雨により想定される洪水浸水想定区域及び水深
       想定最大規模降雨により想定される浸水継続時間
       想定最大規模降雨により想定される家屋倒壊等氾濫想定区域
       計画規模降雨により想定される洪水浸水想定区域及び水深

●各図面は、四国地方整備局及び香川河川国道事務所に備え置き、縦覧することができます。
●また、洪水浸水想定区域図等に関するウェブサイトでも確認できます。
 http://www.skr.mlit.go.jp/kagawa/river/sinsui/index.html

資料はこちらをご確認ください
※本施策は、関東・東北豪雨を踏まえ、新たに「水防災意識社会 再構築ビジョン」として、水防災意識社会を再構築する取組及び四国圏広域地方計画「No.1 南海トラフ地震を始めとする大規模自然災害等への「支国」防災力向上プロジェクト」の取組に該当します。
【問い合わせ先(○:主な問い合わせ先)】
国土交通省 四国地方整備局 香川河川国道事務所
TEL:087-821-1561(代表)
 副所長:内山 俊浩(うちやま としひろ)(内線204)
○工務第一課長:鎌田 卓(かまだ すぐる)(内線311)