避難のしかた
 東南海・南海地震のような巨大地震が発生した場合、家屋の倒壊や火災の発生が予想され、さらには津波がおそってきますので、揺れがおさまったらすぐに各市町村が指定する避難場所へ避難しなければなりません。
 それでは、どのように避難すればいいでしょうか。ただ避難場所へ行けばいいのではありません。場合によっては、自分の身が危なくなることもあります。正しい避難行動が行えるよう、今から避難のしかたを考えておきましょう。
○避難のしかたの心得
 (1)避難は揺れがおさまってから
 (2)海や川の近くにいる場合は、すぐに高台や3階以上の建物に
 (3)避難する際は、頭を守り徒歩で
 (4)隣近所にも声をかけて、みんなで避難
 (5)災害時の必需品は忘れずに
 (6)避難場所へ移動中は、山崩れや落下物に注意
 (7)避難場所に着いたら、津波がおさまるまで待機
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(1)避難は揺れがおさまってから
 東南海・南海地震では、強い揺れが30秒以上続くと予想されますので、揺れがおさまるまで待って避難しましょう。
  → 地震の揺れはどれくらい続くの?
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(2)海や川の近くにいる場合は、すぐに高台や3階以上の建物に
 海や川の近くにいる場合は、津波が短時間でおそってきますので、すぐに高台や3階以上の鉄筋コンクリート造りの建物に避難しましょう。避難指示や避難勧告が発令されてから避難したのでは遅い地域がありますので、自らが判断して避難しましょう。


   → 津波浸水予測図(徳島県香川県愛媛県高知県
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(3)避難する際は、頭を守り徒歩で
 避難場所への移動中、看板や壁などが落ちてくることがあるので、ヘルメットや頭巾などで頭を守って避難するようにしましょう。また、避難は歩いて行い、くれぐれも車で避難しないようにしましょう。
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 災害時には、地域のみなさんが助け合って行動すること(「共助」)が大切です。とくに、お年寄りや身体の不自由な人、ケガ人などに声をかけ、みんなで避難しましょう。
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 地震による災害発生後は、道路の寸断などにより救助や支援活動が満足にできないため、緊急物資の輸送が困難になります。このため、救助や支援が受けられるまでの食料・飲料水やケガの応急手当をするための救急薬品などは避難するときに持っていきましょう。(災害時の必需品
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 避難場所への移動中は、山ぎわでは山崩れやがけ崩れに、住宅街や商店街では看板、壁などの落下物に注意しましょう。
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(7)避難場所に着いたら、津波がおさまるまで待機
 避難場所に着いたら、津波がおさまるまでそこから動かないようにしましょう。津波は、第1波、第2波と次々にやってきます。スマトラ島西方沖の地震では、第2波でも10m以上の津波が押し寄せてきたことが分かっており、第1波が終わったからといって安全ではありません。
 津波がおさまるまで約6時間と言われていますが、ラジオなどで正確な情報を聞くようにしましょう。
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