■オオフタバムグラ群落
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■識別ポイント 低水敷から高水敷に外来植物のオオフタバムグラが優占することで識別できる。オオフタバムグラは7 〜8 月に淡紅色の花を咲かせる。群落高は0.3m 程度である。 ■構成種 構成種は10 種程度と少なく、メヒシバ、ネズミノオなどカゼクサ群落との共通種が多い。 ■成育立地の環境特性 乾燥の激しい砂礫質の立地であるが、降雨やなどがあればしばらく過湿な状態が続くような環境である。立地が安定すると、ヨモギ群落、セイタカアワダチソウ群落、ノイバラ群落へと移行すると思われる。 ■生態的機能 外来植物群落であり、自然性は低い。現時点では分布面積がそれほど大きくないため、河川における生態的な機能も小さい。 ■隣接する群落 水辺側ではツルヨシ群落と隣接する。陸域側ではヨモギ群落、セイタカアワダチソウ群落、クズ群落、ノイバラ群落などと隣接する。 ■四国での分布 仁淀川で確認されているが、分布範囲は狭く、面積もわずかである。 ![]() ■保全上の留意点 特に留意する必要はない。 ■植物社会学上の位置づけ ヨモギクラスに位置づけられると考えられるが、検討を要する。 |
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