山鳥坂ダムブログ
「第10回 山鳥坂ダム・鹿野川ダム環境検討委員会」を開催しました。
平成29年3月7日
調査設計課の外山です。
3月2日、「山鳥坂ダム・鹿野川ダム環境検討委員会」が開催されました。 本委員会は学識者7名で構成され、環境保全の取り組みについてご助言をいただくことにより、山鳥坂ダム建設事業および鹿野川ダム改造事業による自然環境への影響の低減を図ることを目的とした会議で、今回で10回目となります。
事務所側から事業による環境保全(環境保全措置、配慮事項、事後調査)の取り組み状況として、大気質(粉じん等)、騒音、振動、水質、動物(鳥類、底生動物、昆虫類、陸産貝類)、植物、生態系、廃棄物等の各項目について説明した後、質疑が行われ、それぞれの今後の対応方針についてご審議・ご了承をいただきました。
取り組みの一例を紹介しますと、大気質(粉じん)に対する環境保全措置としては、工事用車両のタイヤ洗浄や道路散水を実施しています。 また、ダムサイト調査横坑の掘削では、粉じん等の飛散防止や騒音の対策として、発破時に防爆シートや防音シートを設置しています。
動植物については、これまでのモニタリング結果に基づき、保全措置の対象種の選定や手法などについて委員からご助言をいただきました。
鹿野川ダム改造事業は、平成30年度完成を目指してトンネル洪水吐工事などを実施中、また、山鳥坂ダム建設事業は、付替県道工事やダム本体の地質調査などを進めており、今後ダム本体工事に着手する運びとなります。
引き続き、学識者にご指導ご助言をいただきつつ、モニタリングや環境保全措置についてしっかりと取り組みながら事業を進めてまいります。