山鳥坂ダムブログ
大洲農業高校と協働で水質浄化実験を実施
2014年6月19日
調査設計課の新谷です。
山鳥坂ダム工事事務所では、ダム湖を含む肱川の水質改善対策の一つとして、肱川に流入する支川の水質浄化実験を行っています。
今年は昨年に引き続き、愛媛県立大洲農業高等学校の生徒の皆さんと一緒に実験を行うことになり、6月13日に東大洲の大洲農高の水田横の水路で水質浄化の実験を行いました。
当日は、生徒の皆さんの日頃の行いが良かったためか、梅雨時期にもかかわらず絶好の作業日和になりました。
まず、生徒の皆さんには水路の水生生物調査を行ってもらいましたが、積極的に水路に入って水生生物を探しておられました。
水生生物調査の後、捕った生物を水路に戻して水路に浄化材を設置しました。
浄化材は、昨年は肱川で取れた竹を燃やした炭を使ったのですが、今年はこのようなポリスチレン容器をかごに入れたものを使用しました。
浄化材の設置も、生徒の皆さんが主体でしていただきました。
日差しが照りつける暑い中、ありがとうございました。
最後に、作業をしていただいた生徒の皆さんの記念写真を撮影し、当日の作業は終了しました。
今後は、約1ヶ月の間に生徒の皆さんと一緒に水路の水質試験を行い、浄化材の効果を把握していく予定です。
現地には実験の内容を説明した看板も設置しておりますので、近くにお立ち寄りの際には是非実験の様子をご覧いただけたらと思います。
また、肱川の水質について皆様のご家庭でも考えていただく一つの機会になりましたら幸いです。