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土佐街道は、徳島から阿波国の南方を通って土佐国に通じた道です。土佐街道の経路には険しい山が多く、阿波五街道の中でもっとも難所といわれていました。
道は徳島城鷲の門から、二軒屋町・大谷・日開野・田野・立江(以上小松島市)・南島・桑野・福井(以上阿南市)・田井・木岐(以上由岐町)・日和佐・西河内・山河内(以上日和佐町)・牟岐(牟岐町)・浅川(海南町)・高園(海部町)・宍喰(宍喰町)を経て土佐国境に至りました。この間に川が十八カ所、坂が六カ所あり、道のりは二十三里(約52キロ)でしたが、距離以上に旅人にはつらかったことでしょう。とくに牟岐から浅川の間にかけての道は通称”八坂八浜”といわれ、八つの坂と八つの浜からなった難所でした。 |
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