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吉野川フィールド講座「吉野川の外来植物対策」を開催

 平成16年5月29日(土)に板野郡
吉野町西条地先の西条大橋上流の河原に
おいて、吉野川現地(フィールド)講座
「吉野川の外来植物対策」を開催しまし
た。
 今回の講座は、近年、吉野川の河原に
急激に繁茂してきている、シナダレスズ
メガヤ等の外来植物の現状やその対策に
について紹介するともに、シナダレスズ
メガヤの抜き取りを体験し、河川環境保
全の大切さを考えて頂くことを目的とし
ておこなったもので、県内各地から約1
20名の参加がありました。
 最初に、シナダレスズメガヤ対策検討
委員会の委員と事務所の職員から、河原
に繁茂する外来植物の現状、外来植物が
繁茂することでの河原に生息する鳥類へ
の影響などの説明があり、ヤナギやシナ
ダレスズメガヤが土砂をトラップしマウ
ンドを形成している状況及び試験施工内
容について見学しました。その後、実際
にシナダレスズメガヤの抜き取りを体験
して頂きました。
 参加者からは、「シナダレスズメガヤ
を間近に見て、自分の想像をはるかに超
えていた」「ヤナギとシナダレスズメガ
ヤのセットで形成するマウンドの大きさ
に驚いた」「思った以上に根が張ってお
り驚いた」等、シナダレスズメガヤの繁
殖力のすごさに驚いた感想が多く聞かれ
ました。
 また、抜き取り体験をした小学生は、
自分の背丈よりも大きいシナダレスズメ
ガヤに驚きながらも、がんばって抜き取
ってくれてました。
 次回は、試験区へのシナダレスズメガ
ヤの侵入状況を調査するイベントを秋に
開催する予定にしていますので、ご参加
ください。

徳島河川国道事務所 石川事務所長

徳島大学工学部 岡部教授

外来植物の説明
徳島県自然保護協会 森本会長

野鳥への影響説明
日本野鳥の会徳島県 曽良支部長

マウント形成状況の説明
徳島大学工学部 鎌田助教授

僕が一番だ!

なかなか手強いぞ!

シナダレをやっつけたぞー!おー!


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