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シナダレスズメガヤ公開モニタリング調査について

 シナダレスズメガヤの秋期モニタリング調査を、地域の方と情報共有を図ることを目的に、平成16年11月9日(火)吉野町西条の試験施工実施箇所で公開調査を開催いたしました。
 調査には検討委員会の森本康滋委員(徳島県自然保護協会会長)と曽良寛武委員(日本野鳥の会徳島県支部長)にも参加頂き実施いたしました。
 秋期調査では、植生分布調査と河床材料調査を実施することにしており、今回の公開調査では実際に河原を歩きながら植生分布調査について見学して頂くとともに、現在までの検討経緯や今年の出水状況についても説明を行いました。
 今年は、台風6個が四国に上陸し、吉野川においても岩津観測所で10,000m3/sを超える大きな出水が3度発生したことから、河原の砂利が流されたり、また堆積したことでほとんどのシナダレスズメガヤが流失し、試験区及びその周辺についてもレキ河原となっています。
 今回の調査は、大規模な出水直後の調査であり、シナダレスズメガヤ対策を検討する初期データを収集する大切な調査であり、来年の春以降に、どのような箇所にまた、どのような河床材料の箇所にシナダレスズメガヤが侵入してくるのかを追跡調査し、対策方法を検討する基礎資料を収集していくこととしています。
 参加者からは、5月にシナダレスズメガヤの抜き取り体験をしてから、出水により河原が大きく変化し、シナダレスズメガヤがなくなっていることに驚きの声が聞かれました。


森本委員の説明
森本委員の説明 
曽良委員の説明
曽良委員の説明
調査状況
調査状況
試験区周辺の状況
試験区周辺の状況