国土交通省徳島河川国道事務所では、「『よりよい吉野川づくり』に向けて」(平成16年4月27日発表)の基本的な考え方に基づき、第十堰で継続的に調査を実施し、得られたデータについては、当事務所ホームページ等を通じて、一般に公表することとしております。
この度、令和7年度に実施した調査結果を以下にとりまとめましたので、公表します。
この度、令和7年度に実施した調査結果を以下にとりまとめましたので、公表します。
| ■令和7年度の洪水状況 | |
| 令和7年度は、以下の洪水がありました。洪水の諸元は以下のとおりです。 なお、以下に記す水位、流量は岩津地点(阿波市阿波町乙岩津地先)のものです。 (令和7年度の流量については速報値であるため、今後変更する場合があります。) ◇令和7年7月18日 前線 ピーク水位:3.21m、ピーク流量:約3,400m3/s(岩津地点) (参考)〈岩津水位観測所〉 ・水防団待機水位3.30m |
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| ■令和7年度の第十堰周辺の現状調査結果 | |
| 【堰の変状】(形状調査《別添−1》) | |
| 第十堰の過去の変状箇所に対し、定性的及び定量的に変化を把握するため、変状箇所の状況確認及びメジャー等による変位量の計測を実施し、令和6年度の調査結果と比較を行いました。 ○調査結果 全計測箇所で変化は確認されませんでした。 |
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| 【堰内部の空洞状況】(堰内部空洞調査《別添−2》) | |
| 平成16年度以降、レーダー探査で下堰コンクリート版等の空洞化状況を把握するために定期的に行っております。令和7年度は再度、下堰全体の空洞化状況把握や新たな空洞状況の把握を目的とした調査を実施しました。 ○調査結果 過年度の調査結果に比べて空洞の拡大が懸念される箇所が確認されるなど、空洞化の進行が確認されました。 ただし、現時点において進行が軽微であり、堰の変状は確認されていないことから空洞化進行による堰の損壊の可能性は低いと思われます。 |
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| 【堰下流の河床変動】(河床形状調査《別添−3》) | |
| 堰下流右岸の経年的な河床形状を面的に把握するため、ソナーヘッド※を用いた測量を毎年実施し、過年度の出水直後もしくは出水期後の調査結果と比較を行いました。
※河床に向けて音波を発振し、反射した複数の音波が到達するまでの時間差から水深を測定する測量機器 ○調査結果 堰下流右岸の測量範囲において、令和6年度調査と比較して顕著な変化は無いことを確認しました。 |
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| 【堰周辺のせき上げ現象】(堰上下流の水位観測《別添−4》) | |
| 洪水時における堰上下流、左右岸の水位状況を把握するため、堰の周辺に水位計を設置し、洪水中の水位の計測を行いました。 ○調査結果 7月18日前線の水位を計測し、せき上げを確認しました。 |
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| 【堰左岸高水敷の迂回流現象】(左岸迂回流調査) | |
| 洪水時における堰左岸高水敷の迂回流状況を把握するため、調査機器(電磁流向・流速計)を設置し、洪水中の迂回流の計測を行いました。 ○調査結果 令和7年度調査では、調査機器を設置している堰左岸高水敷が冠水することは無く、データの取得には至りませんでした。 |
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| ■今後について | |
| 第十堰の水理現象等の解明のため、引き続きデータ取得・蓄積を実施する必要があります。
また、堰の変状や堰下流の河床変動等については、変化はありませんでしたが、堰内部の空洞化の進行が確認されました。今後も継続的に調査を実施し、注視していきます。 なお、引き続き適切な維持管理を実施するため、堰の老朽化については劣化状態の把握に努めます。 |
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