高地蔵名

台座高
(m)

全高
(m)

銘文

像容

持ち物

建立年
      ひがしくろだ
第一番  東黒田のうつむき地蔵

2.98

4.19
法界萬霊

半跏像
石笠

右に錫杖
左に宝珠

文化8年
(1811)
      ひがしなかとみ りゅうち
第二番  東中富の龍池の地蔵

2.86

3.82
悲願金剛

坐像

右損傷 
左に宝珠

安政3年
(1856)
      かわしま はま
第三番  川島の浜の地蔵

2.67

3.72
三界萬霊

半跏像

右に錫杖
左に宝珠

天保14年
(1843)
      こくふひがい
第四番  国府日開の東の地蔵

2.63

3.63
三界萬霊

半跏像
石笠

右に錫杖
左に宝珠

文化4年
(1807)
      みなみしま
第五番  南島の西の地蔵

2.46

4.11
三界萬霊 天下泰平 五穀成就

半跏像

右に錫杖
左に宝珠

天保14年
(1843)
      ひがしたかはら
第六番  東高原の南の地蔵

2.46

3.25
三界萬霊 天下泰平 五穀成就

坐像

両手に
宝珠

慶応元年
(1865)
      たかがわら
第七番  高川原の地蔵

2.43

3.26
三界萬霊 光明真言五百萬遍

半跏像

右に錫杖
左に宝珠

万延元年
(1860)
      じょうのうち
第八番  城ノ内の南の地蔵

2.25

3.22
悲願金剛

半跏像
石笠

右に錫杖
左に宝珠

文政8年
(1825)
      たかばたけ
第九番  高畑の地蔵

2.24

3.09
延命尊

半跏像

両手損傷

天保14年
(1843)
      さくらま
第十番  桜間の北の地蔵

2.19

3.27
三界萬霊

半跏像
石笠

右に錫杖
左に宝珠

安政5年
(1858)
      こくふわだいうち
第十一番 国府和田居内の地蔵

2.03

3.23
銘文なし

坐像

両手に
宝珠

安政6年
(1859)
      じょうのうち
第十二番 城ノ内の西の地蔵

2.03

2.90
三界萬霊

坐像

右に錫杖
左に宝珠

明治3年
(1870)
      おとせなかた
第十三番 乙瀬中田の地蔵

1.99

3.04
爲溺死亡霊菩提

坐像

右損傷 
左に宝珠

慶応4年
(1868)
      ひがしかくえん
第十四番 東覚円の南の地蔵

1.99

2.81
三界萬霊

半跏像

右損傷 
左に宝珠

文政10年
(1827)
      にしおえ
第十五番 西麻植の地蔵

1.99

2.52
三界萬霊

坐像

両手に
宝珠

天明2年
(1782)
      こくふひがい ほうこうじ
第十六番 国府日開の法光寺前の地蔵

1.94

2.77
三界萬霊

半跏像

右損傷 
左に宝珠

文化3年
(1806)

◎蓮華座(れんげざ)………台座と呼ばれる仏像を安置する台の一種で蓮の花を形どったもの。
◎台座高(だいざだか)……地面から蓮華座までの高さ。
◎座像(ざぞう)……………仏さまが坐禅を組んでいる姿。
◎半跏像(はんかぞう)……仏さまが膝を組み、左足を足れている姿。
◎錫杖(しゃくじょう)……僧侶や修験者が持つ、シャクシャクと音を立てる杖。
             ※年月の経過により錫杖そのものは失われている場合が多く、
              手や指の形から「錫杖あり」と判断する。
◎宝珠(ほうじゅ)…………仏教で如意宝玉と呼ばれる、欲しいものを思いのままに出すことができる玉。
※「三界萬霊」(さんかいばんれい)は「法界萬霊」(ほっかいばんれい)とともに無縁仏を供養するという信仰に基づくものである。これは災危をもたらすものの中に、中有に迷っている怨霊があると考え、これらの無縁仏を供養することによって救われたいと願う心を表現したものである。