関係者インタビュー
徳島河川国道事務所長 安永 一夫
こんにちは!別宮川三郎あらため、徳島河川国道事務所事務所長の安永でございます。
地域への思い
「吉野川上流かわまちづくり」の拠点は、吉野川河口から約60km、美馬市、三好市(三野町)、つるぎ町、東みよし町の4市町が交差するところです。この周辺は、徳島平野への影響から長らく遊水地帯として、人々の暮らしは洪水や水害に苦しめられてきましたが、戦後、吉野川の治水計画が見直され、早明浦ダムによる洪水調節が具体化したことから、昭和40年に岩津から池田間の堤防整備にようやく着手することができました。現在、周辺では、西村中鳥堤防、芝生堤防、太刀野堤防、加茂第1堤防が完成しています。
特に、西村中鳥堤防の築造は、川中島である「中鳥島」に暮らす全島民の移転という苦渋の選択によって、築堤や河道掘削等の河川改修を行いました。この改修により、背後地の美馬市美馬町の治水安全度は飛躍的に向上しました。また、その治水効果は、上流のつるぎ町毛田、三好市三野町、東みよし町でも発揮し洪水時の水位を低下させています。 今、「中鳥島」だった頃の面影はありませんが、島内で最も標高が高く、洪水時には避難場所となっていた「伊射奈美神社元社」が残されており静かに吉野川の流れを見守っています。
【図】中鳥島周辺の洪水氾濫(S49.9台風18号)
特に、西村中鳥堤防の築造は、川中島である「中鳥島」に暮らす全島民の移転という苦渋の選択によって、築堤や河道掘削等の河川改修を行いました。この改修により、背後地の美馬市美馬町の治水安全度は飛躍的に向上しました。また、その治水効果は、上流のつるぎ町毛田、三好市三野町、東みよし町でも発揮し洪水時の水位を低下させています。 今、「中鳥島」だった頃の面影はありませんが、島内で最も標高が高く、洪水時には避難場所となっていた「伊射奈美神社元社」が残されており静かに吉野川の流れを見守っています。
かつての洪水常襲地帯は、河川改修により治水安全度が飛躍的に向上しただけではなく、背後地では、オートキャンプ場「四国三郎の郷」がオープンするとともに、河川敷でも「美馬市吉野川河畔ふれあい広場」や「三好市三野健康防災公園」が整備され、交流拠点の場として多くの人に利用され、地域の一大レジャー施設として発展に寄与しています。
また、「徳島県立西部防災館」、「中鳥地区河川防災ステーション」を軸として、災害時は西部圏域の水害・土砂災害の「活動拠点」、南海トラフ巨大地震発生時の「後方支援措置」を行う防災拠点として生まれ変わっています。さらに、最近では、にし阿波花火大会、トヨタラリーチャレンジなどが開催され観光拠点にもなっています。
協議会に期待すること
この拠点は、吉野川上流改修事業の象徴であり、改修を契機とした様々な活用が行われていることについて非常に嬉しく思います。今後も官民連携で県西部の発展に取り組んでいきたいと思っております。