徳島河川国道事務所

吉野川上流かわまちづくり推進協議会

関係者インタビュー

四国三郎の郷 松浦 有紀 施設長

四国三郎の郷センターハウス前にて 松浦施設長

地域への思い

 転勤族の家庭に生まれ、県外で暮らした経験も多い私ですが、徳島での生活が一番だと感じています。愛媛に住んでいた頃、約1か月の断水や輸入米しか手に入らない経験をした際に、吉野川のありがたみを痛感しました。水が豊かで、お米も野菜もおいしい、徳島は本当に恵まれた土地です。
 四国三郎の郷利用者の7割は県外からのお客様です。施設の良さを気に入って、何度もリピートしてくださる方も多くいらっしゃいますが、私は、にし阿波の事も好きになっていただきたいという思いから、三好ジオパークや藍の歴史、「四国の灘」といわれる酒どころ池田などの事を積極的に発信しています。
 また、都会の人にとっては、吉野川を眺めながら歩くだけでも非日常的で魅力的な体験ができます。歩くことでしか出会えないお店や景色もあるため、周辺の散策をお勧めすると、お客様から散策で見つけたお店で買ったお土産をいただき、地域の魅力を逆に教えていただくこともあります。
 四国三郎の郷でキャンプに出会い、お客様との交流を通して、にし阿波や吉野川のことがさらに好きになりました。私の中の「吉野川ってすごい」という思いを、これからも多くの方にお伝えしていきたいと思います。

協議会に期待すること

 私の目標は、にし阿波や吉野川をもっと身近に感じてもらえる場所を増やし、少人数でも毎日来客がある環境を整えることで、継続的に交流人口を増やすことが地域活性化には欠かせないと思います。また、子どもたちが川での思い出を残せるようなイベントを増やしたいとも思っています。しかし、こうした活動は一人では広がりません。地元の人と一緒に取り組むことが不可欠です。
 そのためには、まず地元の人が地域の魅力を知ることが重要です。なぜ吉野川が池田で大きく曲がるのか、なぜ「四国三郎」と呼ばれるのか、といった吉野川の歴史を語れる人はほとんどいません。知れば地元への誇りや愛着が生まれ、発信したくなるはずです。協議会には、こうした知識を学べる勉強会を開催してほしいと期待しています。
 「かわまちづくり」は、河川整備で住民の命と財産を守りながら、地域を盛り上げることができる素晴らしい仕組みです。私は仕事柄、にし阿波周辺に関する意見を伺う機会が多くあります。その声を協議会で共有し、よりよい計画づくりに貢献したいと思っています。吉野川とともに歩む地域の未来を、もっと豊かにしていきたい。それが私の願いです。

取材日:令和7年11月11日

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